朝は戦場である。
「朝ごはん食べて、着替える!」
「いやー!」
「やー!」
「やー、じゃなーい!」
髪をときながら子供達のカバンとゴミ袋を玄関に出す。
「ほら、早くしてー!」
「子供達の着替えは終わらせたぞ?あと、ゴミは俺が出してこよう!」
リビングから玄関へと来た杏寿郎くんはすっかり出勤の準備を整えていて。
「ありがとう!今日の晩御飯はカレーだからね」
「うむ!楽しみだ!」
ニコニコ笑う杏寿郎くんはそのままキスしてきて。
「」
「頑張りすぎるな?行ってきます」
熱くなった顔に、真っ赤になってる事を自覚する。
「も、子供達に見られる!」
「はは、大丈夫だ!2人とも洗面所に「ちちうえとははうえがちゅーしてるー!」「ちゅー!」……いなかったな」
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