MintCandy軸IronyPBお昼下がりの眠くなる頃、突然スマホに一件の通知が入った。
送り主は、最近仲良くしてくれてるPicoの友人だ。彼の方から連絡があるのは珍しく、何事かと思い返信をすれば、「直接会って話がしたい」と言われたのだ。
そうして呼び出されたのは彼の住んでいるマンション。
Picoのアパートとは違い、白を基調とした明るくスッキリした、まさにできる男の部屋に足を踏み入れた僕は、すごく緊張していた。
彼はそんな僕を見て、楽にしてくれ。と言ってくれたが、これから何を話されるのかということも相まって、案内された椅子に座ることが精一杯だった。
キッチンから、「紅茶でいいか」と声が響く。
僕はそれに小さく頷く。
じっと待っていることも出来ず、つい部屋を見渡す。Picoとは違う、大人な部屋。いや、決してPicoが子供っぽいというわけではないのだが、それでも雰囲気があまりにも違う部屋に興味を引かれる。
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