キモいポエム空は一面の満天星
気持ちの良い夜風に誘われて
博士とお散歩に行くのです
あの日出逢った砂浜で
しばし夜空を見上げます
無心の一時も束の間に
突然沈黙は破られます
「ショウ君はまだ元の世界に還りたいと思うのですか」
そうポツリ問う博士に
私は無言で首を振りました
「あの日突然君が空から落ちてきたように
いつか突然消えてしまうのではないかと思うと
ボクはたまらなく不安になるのです」
そう呟く泣きそうな博士の顔があまりに切なかったので
思わず私は博士を抱きしめました
いつの時空かわからない
ヒスイの星空の下での物語です