みのはる+あいしず「——ふぅ…。振りもだいぶ合ってきたわね。そろそろ休憩にしましょうか」
「そうだね! ぶっ通しでやってたから、そろそろ体力が…」
愛莉の掛け声に、みのりがへにゃへにゃって床に座り込む。首にタオルを巻いてるけど、練習着の襟周りはすごい汗をかいてた。
「ふふ。みのりちゃん、電池が切れちゃったみたいね。今朝も早くから自主練習をしていたから、疲れてしまうのも無理ないわ」
「次の新曲はみのりのフォーメーション移動が一番多いから、大変だよね」
「うん…。ありがとう、雫ちゃん、遥ちゃん…」
「こーら、みのり? なあに弱音吐いてんのよ。本番のステージの方が広いんだから、もっと体力つけなくっちゃ」
「は、はい〜…」
「あら…、でも、みのりちゃんがこんなにヘトヘトなのもなんだか珍しいわね。休憩も少し長めにした方がいいかしら?」
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