はじめてのチュウ (月寿 ほのぼの)※つきさんは推薦で大学決まってる前提
W杯が終わってみんな元の学校生活に戻って、時はすぎ2月。
強化合宿での寮生活を経て、交際することになった月と寿。
でもなかなか次のステップへ進むこともなく、キスもまだ。
さすがに寿はもだもだし始めてて、「付き合ってるいうてもやっぱり男やし、傷つかないように接してるだけなんやろか…」と悩む毎日。
せや!もうすぐバレンタインやし、俺からするのもええかな??
ほんなら部活サボって氷帝まで行って待ち伏せでも……
いやいや、サボるのはあかんやろ!合宿が無意味になってまう!しゃあない、当日は諦めて電話だけにしよかや(涙)
次の休みに会う約束をしたらええね
*
2/14当日
W杯での活躍のお陰なのか、めちゃくちゃな量のチョコレートをもらう寿
(この量どうしたらええんやろか……中学生たちも沢山もろてるんやろな〜)
なんて考えつつ、ちゃんと部活には参加して終わった後にスマホを見るとそこには越知月光の文字が。
(へっ?!月光さんからの電話?!?!めずらしっなんやろ??)
「すんまへん、部活でとったもんで連絡返せんくて…」
「いや、ちょうど着いたところだから気にしなくていい」
「(……着いた?)え、どこにおるんです??」
と、校門の方を見ると明らかに背の高い男がそこに1人……
「月光さん、なんでわざわざこないな遠いところに?!」
「今日はお前に会いたかった」
今の一言で体温が上がっていくのがわかる
なんでこんなに恥ずかしいことをサラリと言うのか
「毛利、顔が赤いが大丈夫か?」
「なんでもないです!気にせんとってください!」
会うのが久しぶりで、その間にあった出来事とか、沢山もらったバレンタインのチョコの話とか他愛もない話をしてるうちにそろそろ別れなければならない時間に。
「こんな時間まで付き合うてもろて……でもっ、今日会えてよかったわ。ちょうど会いたい思うてて、でも部活はサボるわけにはいかないやろ?」
「毛利……」
あかん!一言余計やった?!
って思ったけどあれ?月光さん、笑うてる…?
「ちゃんと部活に出ているんだな」
そう言った次の瞬間には頭を撫でられハグされ……おでこにちゅーされた。
口じゃないんかい!と思ってムッとして月さんのことを見る寿。
察した月さんは寿のくちびるに自分のを重ねる……
っていう月寿ファーストキス妄想♡
※途中背景描写とか特にないけど普通にファミレスでご飯しながら話してて、駅目前で一目盗んでいちゃこらしてる
※多分このあと余計に離れ難くなってあと一時間は少なくとも一緒にいるし、帰ってからビデオ通話とかしてそう