プロポーズの話【白鬼♀】 好きな人が出来ました。
だから、彼女を手に入れる為にどうするべきか考えました。
その考えた結果が彼女を孕ませることだったのは至るべき結果で、中々な妙案だとその時の僕は考えていた。
その好きな人と言うのも地獄の閻魔の第一補佐官である、あの常闇鬼神の鬼灯だ。
僕と鬼灯の仲と言えば会えば喧嘩ばかりの犬猿の仲であり、所謂セフレの様な関係だった。
あの朴念仁とそういう関係になったのは最初はただの好奇心、次に利害の一致。
アイツとなら別れも後腐れなさそうだったし、アイツ自身お得意のワーカホリックで夜の方は中々ご無沙汰らしくってまぁ、流れで。我ながら最低な理由だったとは思う。
でもそれでも、最中のアイツは普段と違って可愛いと思ったのは本心だ。断じて嘘じゃない。
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