Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    腐倉庫

    現在、主に零いちに狂ってる。
    全てにおいて大間違いだらけ。好き勝手。

    一郎が愛されてると嬉しい雑食オタク。
    字汚過ぎるので読め無かったらすいません。
    脊髄反射で生きてるので読み流してやってください。

    リアクションありがとうございます😊😊

    本垢(※ほぼ🎤)→ https://poipiku.com/25116/
    日記 → https://crepu.net/user/ubwCiVVEZaP3Sz5

    ☆quiet follow Yell with Emoji 👣 😎 👶 💖
    POIPOI 89

    腐倉庫

    ☆quiet follow

    20241008 ARB更新日の爆速ラクガキ どつドラマパ視聴ぜったい明日くる・・・!YABAI!

    Tap to full screen (size:1254x1771).Repost is prohibited
    ☺☺👍👍👏💗💖💖💖👏👏❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    うめこ

    TIRED【小説】2ndバトル前、和解前さまいち②思わずそんな言葉が出たが、詰ったところで一郎はこの有様だ。
     仕方なく濡れたタオルで身体を拭いてやると、腕や手のひらのあちこちに小さな擦り傷や切り傷、それに腹には小さな打撲痕があった。
     幸いにも大きな怪我はなかったが、心なしか頬がこけているように見えるし、唇も随分カサついている。どうやら長い間まともに栄養を摂っていなかったらしい。医者ではない左馬刻にすら一目で分かるほど、一郎の状態は散々だった。
     何か食べ物を取らせなければいけないのだが、当の一郎は未だ眠ったままだ。

    「一郎、オイ、起きろ」

     ペチペチと軽く頬を叩いてみても、一郎は苦しそうに荒く呼吸を繰り返すばかりで固く閉じられた瞼はピクリとも動かなかった。

    「ったく、ふざけんじゃねぇぞ」

     怒りというよりも愚痴るようにそう零すと、汗で濡れた額に張り付く黒髪をおもむろに掻き上げた。
     髪の生え際を指の腹でなぞりながら、観察するように一郎の顔をじっと眺める。TDDが解散して以降、一郎が左馬刻に見せるのはありったけの嫌悪を剥き出しにした怒りの表情ばかりだ。
     だから、こうして眉を寄せていない一郎の顔をじっくりと見るのは随分と久し 5640