YOU ARE MINE久しぶりだった。いつも通りだった。
卒業までにすっかり学園内で有名になってしまったいつもの三人と一匹は、久しぶりだというのに人気店らしい映える盛り付けを撮影しながら誰が一番ケイト先輩に褒めてもらえそうな撮り方だろうとか夢中になってぎゃあぎゃあと騒いだし、我慢できなくなったグリムが手を出したのをきっかけに、あれも食べたいこれもおいしいと、おおいに飲み食いしてきたところだった。
最近のくだらない失敗とかちょっとした自慢を面白おかしく語り合うターンに入ると、談話室でのスナックとコーラがパブメニューになっただけの雰囲気になってしまう事に居心地の良さを感じながら。
「食べすぎ!カロリーやば!」
「そうか?僕はいつもこのくらい食べるけど」
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