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    pompom8jojo

    @pompom8jojo

    豆憲

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    pompom8jojo

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    また挿絵出来たらPixivのせよ~
    定常康
    ⚠腐⚠

    定常康秀「ぅう…」

    東方常秀は頭を抱えていた

    そんな彼の横に置いてあるラジオからは、杜王町が梅雨入りをしたニュースが流れてる

    定「常秀?頭痛いの〜?」

    秀「うるさい…」

    きょとん、と常秀をみつめるのは常秀曰く同居人の東方定助だ

    定「昨日は、今日康穂ちゃん来るからオシャレしないとなぁ〜ってウキウキだったじゃん」

    秀「そりゃあ…嬉しいに決まってんだろぉ〜?」

    常秀はうつ伏せていた机から、重たい頭をあげてこめかみを指でつまんだ

    外は小雨だがずっと雨が降り続いている

    定「ねぇ〜常秀?」

    定助がズイッと寄る

    秀「バッ…!!おまえ近すぎるだろッ!!!」

    その距離5cmほどに近づいた定助のは何で?といわんばかりの顔になっていた

    定「常秀もいつも近いよ」

    秀「はぁ?!そんなわけ無いだろォ〜?」

    そう言い返してベロを突きだすと二人の距離は更に縮まった

    定「…………無自覚なのォ?」

    そう呟いた定助は、軽く常秀にキスをする

    秀「?!」

    何をされたか理解出来ずに、常秀は固まった

    ガチャッ

    康「?!」

    秀「やっ…康穂ッ…?!」

    定助を振り払って音をした方を振り向くと、東方家の通路に広瀬康穂が立ちつくしていた

    康「やっ…!!違うの…!!別に覗き見とかじゃあないのよ…?」

    そう言って手で顔を隠してはいるが、指の間からガッツリと二人の様子を見てる

    秀「康穂…ッ!!これは…その…ッ!事故だよッ!!そう…!事故!!なぁ〜定助ェ〜」

    涙目で顔を真っ赤にしながら常秀は定助を見つめる

    定「???」

    キスをした当の本人は何も気にしていないのがまた常秀を困らせた

    秀「おいッ!!何とか言えよ〜!!」

    康「いっ…いいのよッ!!それに、ほら、常秀…頭大丈夫なの??」

    秀「ホェ?!いつから見てたんだ?!」

    康「常秀が頭抱えて机に突っ伏してた辺りから…」

    定「ずっと居たんだね」

    康「虹村さんに入れて貰ったの。なんだか二人で楽しそうに話してたから悪いかな〜って…」

    秀「楽しく無いからなッ!?」

    すかさず常秀は否定する

    康穂に誤解だけはされたくないといった表情が見て取れる

    康「また〜!定助がココに来てからはいつも楽しそうにしているじゃない」

    秀「オレは康穂と一緒に居た方が1000000∞倍も楽しいからッ」

    そう常秀が叫ぶと康穂は嬉しそうに微笑んだ

    康「じゃあ〜…これから三人で楽しい事しよっかな〜♪」

    定「何するの〜?」

    康「それはお楽しみってコトで!!」

    はぁ〜どうすんだよ…と呟いた常秀だったが

    楽しそうに話す定助と康穂を見てたらなんだかどうでもよくなっていった

    秀「まっ、減るもんじゃあないし…」

    定「重ねるもんだしねッ!」

    秀「誰が上手いこと言えと?」

    常秀はムッとした顔で定助を見つめる

    先程の偏頭痛は何処かへ飛んでいっていた

    そしてまた近づいていくお互いの顔

    康「ほんとに…無自覚なのね…まぁ…」

    康穂は次に出てきそうになった言葉を飲み込む

    “…そんな二人が好きなんだけどね”

    この事実はいつか二人に言える日が来るまで黙っておこうと思った康穂だった
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