Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    みいみ

    @mimika1717_DBKV

    色々投げるぞ!気をつけろ!!
    ちょっとでも恥ずいやつは数日で消しちゃう。
    いないとは信じてるけど転載はじめよろしくないことははおやめください

    fkmtに転げ落ちたのでいつか絵など載せるかもしれない

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💝 💙 💜 👍
    POIPOI 71

    みいみ

    ☆quiet follow

    Γワンライ「台風」です

    映画後CC住み+にご蘇生後 が前提のお話なのでご注意ください

    ##DB

    ガンマをしまえ!!ヘドたち3人が住んでいる、カプセルコーポレーションは台風の危機にさらされていた。
    外では雨風がゴーゴーと激しい音を立てている。

    「いいか、1号、2号。今日は見張りの仕事はなしだ。見ての通り危ないからね」
    「えーー。ボクたち多分台風くらいどうってことないですよ、博士」
    「……」

    (確かに暴風や大雨くらい平気かもしれないけど、万が一のことがあったら……)
    ヘドは何も言わずに、窓の外をじっと見つめていた。

    バタン! と扉が勢いよく開かれる。

    「うわっ!?びっくりしたぁ……。」

    そこには、びしょ濡れの1号が深刻そうな表情を浮かべて立っていた。

    「1号どうしたのさ、そんなに濡れて」
    「2号。試しに外に出てみたが今日は本当に危険だ」
    「そんなに危なかった?」
    「ああ。これを見てくれ」
    「「うーん……?」」

    2人が1号に近づくと、丈夫なはずの彼のトサカがひしゃげていることが分かる。

    「1号、どうしてこんなことに……」

    ヘドは1号の状態を見て、愕然としていた。

    「分かりません。ただ、暴風で何かが飛んできて当たってしまったのは確かです」
    「とりあえず、他に問題がないか一旦検査しよう」
    「はい」

    検査の結果、1号の内部に異常はなかった。
    トサカはしばらく直せないらしい。

    「問題なしでよかったね、1号。でもなんで外に出たのさ」
    「私たちの身体は頑丈だから耐えられると思い、外の見回りに行ったんだ」
    「ボクも同じこと思って外出ようとしてた」

    1号と2号がそう話していたところに、ヘドも戻ってくる。

    「2人ともダメだろ、こんな危ない日に外に出たら」
    「申し訳ありません……」「ごめんなさい……」

    1号と2号はしゅんとする。

    「いくら頑丈なお前たちの身体でも、当たりどころが悪かったら故障するかもしれない。もうお前たちに無茶をさせたくないんだ」

    ヘドの脳裏に過ぎるのは、セルマックスと戦ったあの日のこと。
    あの日消滅してしまった2号は神龍の力で蘇った。
    しかし神龍の力で蘇ることができるのは1回だけ。次に死んでしまったら、もう……

    3人を取り巻く空気が重くなる。

    「あー……。よし、今日は1日お休み!パーっと遊んじゃおうか!」
    「「はい!」」

    ***

    3人はババ抜きをして遊び始めた。
    何度繰り返しても2号は負けてしまう。

    「だーーっ、また負けたー!!博士トランプ強すぎますー!!1号も!!」
    「そんなに表情をころころ変える2号が弱いんじゃないのか」
    「そ、そんなわけないだろ!?ボクはちゃんとポーカーフェイスしてたって!」
    「ちょっと2人とも落ち着いて!」

    ギャーギャーと言い合う1号と2号。
    ヘドが思い返してみると、2号は自分の元にジョーカーが回ってくるたび目を見開き動揺していた。

    (これじゃ勝てるわけないよなぁ……)

    ヘドが苦笑いしていると、2人の言い合いはまだ続いていた。

    「じゃあ、今度はジジ抜きにしようか。どれがジョーカーかわからないからスリル満点だぞ?」
    「いいですね!面白そう!」

    ジジ抜きにルールを変えた途端、2号は連勝し始めた。

    「すごい!ボクやっぱりトランプ強いかもー!」

    3人は深夜までずっとトランプゲームを楽しんだ。

    (おわり)
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    みいみ

    DONEンマたちのイメソンにタイトルの曲を加えてて そこからこんなの思いついちゃったよ的メモが出てきたので一気に書いてみた。

    スパヒロの出来事を経由したにごちがスパヒロの出来事より前の1ちゃんに会うお話。
    『フューチャー・イヴ』これをしたら、もう絶対に助からないということを覚悟したうえで、ボクはセルマックスに突撃を仕掛けた。強い衝撃とともに、意識がぶつんと途切れた。

    =====

    どうしてかは分からないけれど、次にボクが見た景色は、いつもと変わらない様子のレッドリボン軍基地だった。

    「はっ……!?」

    ボクはさっきまでの勢いで出そうになった大声を堪える。ボクが見ていたのは悪い夢か何かだったのかもしれない。人造人間が夢を見るのかは知らないけど。とにかく何がどうなっているのか確かめないと、とボクは基地に入った。

    「あれ……?またガンマさんだ」
    「さっきもここ通ったよな?Dr.ヘドと3人で」
    「しかも急に服がボロボロだし」

    そんな内緒話を、兵士たちがしている。ちらりと、皆が持っているスマホが見えた。そこに表示されている日付は、あの日の2か月前だった。嘘だろ……?ボクは、過去にタイムスリップしてしまったらしい。どうしよう!見た目では平静を保ちつつ焦っていると、ついに話しかけられてしまった。
    2207

    recommended works