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    ##ログ

    寿麗チャ 寿敬一 : 「あ!社長!こっちですこっち」
    麗麗一郎 : 「やあ、寿くん!ごきげんよう。お待たせして悪かったね」
    寿敬一 : 「お久しぶりです!わざわざ連絡ありがとうございます、超嬉しかったす」
    麗麗一郎 : 「はは、僕もまた会えて嬉しいよ。あれから元気だったかな?」
    寿敬一 : 「はい!なんだっけ、イドメ……あの船乗ったあたりから、ちょっと色々巻き込まれがちですけど」
    麗麗一郎 : 「ああ……颯真くんから聞いたよ。いまいち要領は得なかったし報告書も警察の話もよくわからなかったのだけれどね。妙なことに巻き込んでしまったのかな」
    寿敬一 : 「や、社長のせいじゃないですけどね、絶対。まあ色々ありましたけど……こう生きて帰って来れたんで、結果オーライです」
    麗麗一郎 : 「颯真くんも同じようなことを言っていたよ。君達はほんとうに波長が合うのだね」
    寿敬一 : 「へへー。最近わりと颯真さんと会うんですよね。俺的には結構仲良くなれてきたのかなー、なんて。変な会い方も多いっちゃ多いですけど……」
    麗麗一郎 : 「そうなのだね?電話をした話はよく聞いていたけど……まあ確かに、君の話をするときの颯真くんは少し楽しそう……かな?」
    寿敬一 : 「え、ホントですか?嬉しいすね~」
    寿敬一 : 「ま、社長の話してる時は明らかに楽しそうですけど」
    麗麗一郎 : 「……それは初耳だね。颯真くんが僕の話を?」
    寿敬一 : 「俺があんま社長に会えてないってのもあるかもですけど、結構してくれますよ。社長が今日何してたとか、何くれたとか、色々」
    麗麗一郎 : 「それは……少し恥ずかしいかな?そんなに目立つことをしていただろうか……」
    寿敬一 : 「いや、目立つこととかじゃなくて、社長の日常聞かせてくれてるだけすね。俺は聞いてて面白いですけど」
    麗麗一郎 : 「ふむ……。そうか、結構見られているものだね?颯真くん、ぼんやりしていることが多いとばかり……」
    寿敬一 : 「それはまあ……否定しませんけど。興味あるものとか人は結構見てんじゃないすかね?」
    麗麗一郎 : 「興味?僕に?」
    寿敬一 : 「え?あ、まあ、身近な人はちゃんと大事にしてくれる人ですからね。何だかんだ俺のこともそう思ってくれてるみたいですし……」
    麗麗一郎 : 「ああ、なるほど……それはそうだね、情に厚いのはあの子の良い所だ」
    寿敬一 : 「ハイ、ほんとに。……情に厚すぎて、こないだぶん殴られちゃったんすよねー。颯真さんに」
    麗麗一郎 : 「ええ!そんなに大きな喧嘩をしたのかね?颯真くんと?」
    寿敬一 : 「喧嘩……喧嘩に入るんですかね?ちょっと色々あって……俺は自分のことどうでもいい的なこと言ったら、すげー勢いで。痛かったなあ」
    麗麗一郎 : 「……ふ、はは!笑うのは失礼かもしれないけれど、あの子らしいね」
    寿敬一 : 「もう、ほんとに痛かったんですからねー。まああの時、……本名、バレちゃって……ヤケクソだった俺も悪いんですけど」
    麗麗一郎 : 「おや、そうだったのだね。それは……さぞ肝の冷える思いをしただろう。可哀想に。……それで、颯真くんはなんて?」
    寿敬一 : 「やー、一瞬頭真っ白になりましたもん。……颯真さんは……」
    寿敬一 : 「寿くんは、寿くんなんだよね、って」
    麗麗一郎 : 「……そうか。それで、君は?」
    寿敬一 : 「俺は寿敬一です、って」
    麗麗一郎 : 「……素晴らしい!美しい話だね。感動したよ」
    麗麗一郎 : 「君達の間では少なくとも、君はどこまでも寿敬一くんなのだね」
    寿敬一 : 「はい。……そんな風に言ってもらえたこと、ほとんどなかったんで。めちゃくちゃ嬉しかったです」
    寿敬一 : 「それに、あれから颯真さんも俺のこと、敬一って。……ホント、良い人す」
    麗麗一郎 : 「仲良きことは美しきかな。……素晴らしいことだよ。彼がいい子なだけではないね、仲が深まるというのは相互的なものだよ」
    寿敬一 : 「……へへ。さっき色々巻き込まれがちとは言いましたけど……そういうことも多いんで、つい悪くないとか思っちゃいます」
    麗麗一郎 : 「人生に起きることは幸も不幸も受け入れるが吉だと僕は思うよ。……君がそう思えるのなら、それは祝福されていることなのだろうね」
    寿敬一 : 「そうかもですねー。実際、俺の生まれがいいとこだったら、社長にも颯真さんにも会えてなかったわけですし」
    麗麗一郎 : 「はは、僕たちに会えたことを喜んでくれて嬉しいよ。僕と君の出会いにもどうか祝福を!大切にするよ」
    寿敬一 : 「やっぱ社長も社長でかっけーなー……俺もめちゃくちゃ大事にします!」
    麗麗一郎 : 「うむ!素直で良い子だね、ありがとう!」
    麗麗一郎 : 「ああ、そういえばね、寿くんに相談しようと思っていたことがあって……少しいいかな?」
    寿敬一 : 「え、俺に?なんすか?」
    麗麗一郎 : 「あの子には内緒にしてほしいのだけれど。……贈り物をしようと思っていてね。内容を考えているところなのだよ」
    寿敬一 : 「あの子って……颯真さんに?何のプレゼントですか?」
    麗麗一郎 : 「……その、クリスマスに、と思っているのだけれど……変、かな?」
    寿敬一 : 「へえ~、クリスマスプレゼント!いいじゃないすか、社長ぽくて」
    寿敬一 : 「もしかして、社員の人みんなに配るんですか?ひとりひとり?大変すね」
    麗麗一郎 : 「え!いや!そうではなくて……颯真くんに個人的に、と思って……や、やっぱりそれくらいじゃないと不自然だろうか?」
    寿敬一 : 「不自然?まあでも……颯真さんと社長、結構仕事で一緒みたいですし、全然変とかではないと思いますよ」
    麗麗一郎 : 「そ、そうだよね!よか……ったのかな?……あ、その、実は誕生日の時にもお祝いをしたのだけどね、その時はきちんとしたところの靴下を渡して……」
    寿敬一 : 「ああ、あの靴下!ちょっと前に見せてもらいましたけど、めっちゃ喜んでましたよ」
    麗麗一郎 : 「え!そうなのだね?見せて……そ、そうなのだね。それは良かった……颯真くん、反応がわかりづらいから」
    寿敬一 : 「はは。いっつもあの顔ですからね、颯真さん。にしても誕生日までちゃんと覚えて祝うとか、社長もマメすね」
    麗麗一郎 : 「あ、そ、そうだね?マメ……ちょっと距離が近かった、かな?……でも喜んでもらえたならいいのだろうか……」
    寿敬一 : 「……や、それくらいがいいと思いますよ!絶対!」
    寿敬一 : 「ところでどういうものあげるとか、大体の目星はついてるんですか?」
    麗麗一郎 : 「ううーん……消え物よりはきちんと残る物がいいのだけれどね。あの子はファッションには興味がなさそうだから……そのあたりも外したほうがいいのだろうか……」
    寿敬一 : 「んー、食うものとか消耗品はナシで、ファッション系も……だいぶ限られますね。インテリア系とか?そっちも興味ないすかね」
    麗麗一郎 : 「あんまり興味のあるものがない、と以前は話していたけれど……君と話していてもそうなのかな?インテリアにこだわっているイメージは……少なくとも僕にはないけれど……」
    寿敬一 : 「……家にダンベルくらいしか置いてなさそうな感じですね。何もないならかえって映えるかもしれませんけど……」
    麗麗一郎 : 「……そうだね、彼の興味を引き出してあげるのもひとつかな?」
    寿敬一 : 「社長からなら何でも興味持ってくれる気もしますけどね~。例えばこう、マグカップみたいな、飾るのも使うのもできるやつとかでもいいかもですね」
    麗麗一郎 : 「なるほど、良い案だね。マグカップ以外だと……時計なんかもいいかな?食器類はマグカップじゃなくても外さなさそうかな」
    寿敬一 : 「食器いいすね~。ただあの人すぐ落っことして割りそうじゃないですか?長く持ってもらうなら割れない食器か時計がいいかも」
    麗麗一郎 : 「はは、不注意な所があるからね!あの子は!時計、もう持っていたりしないかな?今時壁掛け時計を持っている人も少ないか」
    寿敬一 : 「壁掛け……どうなんですかね?置き時計くらいならありそうですけど……その辺心配なら腕時計とかもワンチャンないすか?ずっと身に付けられますし」
    麗麗一郎 : 「ずっと身に……い、いいのかな?そんな大層なものを送っても……?」
    寿敬一 : 「颯真さんなら喜んで付けてくれると思いますよ。今使ってるやつにこだわってるわけじゃなさそうですし……」
    麗麗一郎 : 「……身に着けてくれる、なら、その……それより嬉しいことはない、のだけれど……」
    寿敬一 : 「……?だけれど、何すか?」
    麗麗一郎 : 「い、いや!なんでもないよ、贈り物だからね、身に着けてくれたら嬉しいだろう!?」
    寿敬一 : 「え、まあ、そう?ですね…………」
    寿敬一 : 「どうしたんすか、急に?」
    麗麗一郎 : 「あっ…………コホン、失礼、少し声が大きかったね」
    麗麗一郎 : 「腕時計か、……それなら僕も多少は知識もある。ちょうどいいかもしれないね」
    寿敬一 : 「えーじゃあ腕時計、ぴったりじゃないですか。いろんなタイプありますけど……颯真さん、今どういうのしてたっけな……」
    麗麗一郎 : 「今は確かシンプルな時計盤だけのものを使っていたと思うよ、黒くて少し太めのベルトが彼の鍛えられた腕によく似合っていてね!買ってから時間が経っているみたいで少しボロついてきているのがまた可愛くて……」
    寿敬一 : 「おおー……颯真さん、めちゃくちゃ見てもらってるんすね、社長に。…………可愛い?」
    麗麗一郎 : 「そうだね、颯真くんの物に無頓着な所は少し抜けていてすごく可愛らしいと思うよ!糊のきいた制服を着ている時との差もあってすごくあの子らしさを感じるというか」
    寿敬一 : 「はは、社長、颯真さんのことめっちゃ好きなんすね!」
    麗麗一郎 : 「……へ、あ、…………、そ、そう、だね、えっと……」
    麗麗一郎 : 「…………、そう、だね……」
    寿敬一 : 「…………へ?」
    寿敬一 : 「…………俺、絵とかの話する時と一緒だなーって、そのテンションで言ったんすけど……」
    寿敬一 : 「もしかして……そういう意味で、ですか」
    麗麗一郎 : 「あっ……、そ、そうだったのだね!?その、……いや、えっと……」
    麗麗一郎 : 「すまない、動揺してしま、って……」
    寿敬一 : 「…………マジ、か~……」
    寿敬一 : 「……や、大丈夫すよ。颯真さんには言いませんから」
    麗麗一郎 : 「……ありがとう、助かるよ……。実は、君が働きに来た頃にはもう、でね……?」
    寿敬一 : 「へえ、だいぶ前からじゃないですか。……きっかけとかある感じすか?」
    麗麗一郎 : 「……一目惚れだったのだよ。あの子と出会ったときに。……聞いたことがあるかな?颯真くんから。その時のこと」
    寿敬一 : 「あ、ありますあります。線路に飛び込みかけて、って話ですよね」
    麗麗一郎 : 「うむ、そうだね。……朝日が美しくて。あんなに真っ直ぐ物を言える人に会ったのは初めてだったよ」
    寿敬一 : 「……なるほどな~。やっぱその時からカッケー人だったんすね、颯真さんは」
    麗麗一郎 : 「……うむ。すごく、格好良かったよ。あの時も、今も、ずっと」
    寿敬一 : 「……ふふ。誰かと一緒ですげー幸せそうな顔しますね」
    麗麗一郎 : 「?誰かと?」
    寿敬一 : 「んー、こっちの話です。……社長のこと、俺は応援してますよ!」
    麗麗一郎 : 「!、……ありがとう!」
    麗麗一郎 : 「……そういえば、颯真くんは君のこと敬一って呼んでくれるのだったね」
    寿敬一 : 「はい、まだちょっとむず痒いですけど」
    麗麗一郎 : 「なら僕も敬一くんと呼ばせてもらおうかな。……かまわないだろうか?」
    寿敬一 : 「……!もちろんです!」
    麗麗一郎 : 「僕のことも麗一郎と呼んでくれたまえ。……僕も下の名前で呼ばれると嬉しいからね」
    寿敬一 : 「えっ?いいんですか?……じゃあ、遠慮なく呼ばせてもらいます!麗一郎さん!」
    麗麗一郎 : 「ふふ、いいこだね」
    寿敬一 : 「あー、麗一郎さんまた俺のことガキ扱いする」
    麗麗一郎 : 「ははは、ついね。すまない!」
    武相颯真 : 「すんません、遅れました」
    寿敬一 : 「颯真さん!お疲れ様です!」
    武相颯真 : 「ん。……なに、俺の顔なんかついてる?」
    寿敬一 : 「いや、なんもないです!会えて嬉しいなーってだけすよ」
    武相颯真 : 「?……そう」
    麗麗一郎 : 「颯真くんも来たし、食事をしに移動しようか?」
    寿敬一 : 「そうですね~。俺腹減っちゃいました」
    武相颯真 : 「……俺も」
    麗麗一郎 : 「ふふ、素直でいいね!じゃあ急ごうか。颯真くん、運転頼むよ」
    武相颯真 : 「ス」

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