"僕"の中で僕は見ている。いつからだろうか...
みんなが僕のことを恐れるようになったのは...
「うぇぇぇん!リドルくんがぁ〜!!!」
(僕は、悪くない。ただ、そいつが持っているものが欲しかったんだ。)
僕の手には、そいつから奪った唯一そいつの両親との繋がりがあるものがある。
僕は、その場から立ち去った。
自室に入って、手に持っているものをベッドの上に置く。
(僕も、本当はこんなこといつもするわけじゃない...)
ただ、知りたいんだ。
両親からの愛を...
僕の親は何を持って、ここに僕を捨てたのかを...
ただ知りたいんだ...
リドルは、静かに涙を流しなが、体の力が抜けるかのように深い眠りについた。
はずだった...
ふと、眠りから目を覚ましたリドルは辺りが真っ暗な空間にいた。
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