【VΔLZ 12h/17:00】相撞街口捡到长尾景是在一个平平无奇的雨天，一切都没有什么不同。

豆大的雨滴从空中落下打在人头顶上，紧接着雨滴越来越紧促，连接成连绵不断的丝线，覆盖在一把把五颜六色的雨伞上，顺着光滑的伞面滴落，溅出水花，附着在腿上。甲斐田晴与弦月藤士郎挤在一把透明的雨伞下，他腋下夹着自己的公文包，弦月藤士郎手中提着从便利店中买的半成品作为今晚二人的晚饭。

一个深蓝色的背影站在他们家门前，他没有撑伞，水滴打湿他的长发与身上衣物，冰凉的衬衣紧附他的肌肤。明明是挺立的身姿，在两人眼中却如同即将崩断的琴弦，在雨水与冷风的侵蚀下正逐渐生锈缩紧。

“您需要帮助吗？”

弦月藤士郎握着伞遮住男人头顶的雨水，水珠顺着额发滚落，他仰起头看向头顶的雨伞，透过透明的伞面看到层层乌云向他压来。甲斐田晴顶着雨水摸出钥匙拧开院门门锁，朝弦月藤士郎和奇怪的沐雨者招手。

インターバル　夜の砂浜を滑る風が、焚き火の香りと笑い声を乗せてきた。
　こんな時間までまだ起きて飲み食いしている冒険者がいるのだろうか。どんな胃袋の持ち主なんだ。
　こっちはパンパンに膨れた腹が苦しくて眠れもせず、砂浜で大の字に転がっているというのに。
　波に隔てられた海の向こうには千年の時を超えて大陸とともに浮き上がってきた黄金城の尖塔が見えている。
　迷宮が崩壊し、悪魔と三つ首の魔物が現れ、どちらもが姿を消し、ひとりの男が王となった。激変の一日もとうとう夜を迎え、寝袋を広げてキャンプを張る者や街に戻る者などそれぞれに過ごしている。
　カブルーは胃に圧迫されて苦しい肺をなんとか動かして息をついた。
　自分でも信じられないことに、この腹を膨らませているのは竜の肉をふんだんに使った料理の数々だ。