【MTAS|ファンビル|翻訳】バカンス・イン・ポルティア(6.5 | END)·ファン×ビルダー(ビルダー性別不指定)&ミント×ビルダー♂|二人称|中訳日
·サンドロックの二人がポルティアに出張して、ついでに休暇を過ごして年をまたぎ、ポルティアのビルダーの恋が実を結むのを見守った話です。
·砂岩カプルはまた「初めて」(友達の結婚式に初めて参加する)を果たした!。シュー先生のところでは遅くまで忙しく、アパートに帰ると寝ているサビルにキスをするファンもとても可愛い!熱気球デートした時、砂岩を眺めていた二人が期せずしてホームシックになったのもお気に入りのシーンです。そして、最後の最後には、エバシャインのおまけもあります。
·そして、この物語を作ることは、僕にとっても多くの「初めて」を実現しました。初めての長編連載、初めてのバイリンガル翻訳、初めてのことで憧れの同好さんのイラストをいただきました…僕は三分坊主ですけど、この1年間、「MyTime」シリーズが自発的にこんなに変わったとは思わなかった。
·僕も来年の「きみまちWeb」のために頑張ってほしい!
·皆が見ているように、僕の日本語はまだまだ下手で、もちろん原文はもっと下手です(笑)。嫌でなければお許しください。
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エピローグ・年度の初め
4分の1世紀近く生きてきたあなたは、このような劇的な方式で新年の初日を迎えるとは思ってもみなかっただろう。年越しイベントは真夜中のバーベキュー屋台の始末で、朝早く、あなたと医者は教会に行き、立会人としてミントとアルサランの結婚式に参加した。ポルティア教会の噴水壁はきれいだが、サンドロック教会の壁画もきれいと思いう。
結婚式はもちろん牧師のリーが司って、アルサランの結婚衣装もリーとノラが教会の名義でプレゼントしたものだ。友人の結婚式に出席するのは初めてで、まずサンドロックである同世代の友人が新しい絆を結ぶのを目撃するかと思いきや、隣の町に範囲が広がった。
ほぼ町全体の人が二人の若い異郷人の結婚式に参加して、ヒギンズも来たが、わざとポールのそばに座って、最後の列の一番隅に縮こまっていただけだ。家具屋の主人は仕方なく目を細めて彼を見て、「結婚式に出席しても引っ込み思案で、男前じゅないよ」と言っているようだ。
レッドカーペットを歩む前にお互いの身だしなみの細部を整理し合う2人の姿を見て、1年余の前の自分と医者の結婚式当日を思い出さずにはいられない。そもそもあの日、医者の正装姿が初見じゃないが(彼がランウェイを歩いていた時の服だ。あなたたちが婚約していることを知ったその日の夜、パブロは喜んで医者の正装をあなたの結婚衣装と一緒に家に送って、気前が良いして「こりゃご祝儀だ」と言った)、普段の旅人コートや他の長外套とは雰囲気が全く違う。あなたはただいつもよりもすっとした立ち姿が持っている彼を呆然として見ているだけで、半日一言も言えない。
彼も同じだ。「夢でウエディングベルが鳴る音がしたんだ」と言っていたが、あなたが真っ白い結婚衣装を着て彼の前に立つと、彼も同じ驚喜としてあなたを長い間見ていた。やはり立会人としてアルビオは声を澄まして親切に注意して、あなたたちは完全に気を取り戻して、正式にレッドカーペットを歩むための最後の準備をした。
思い出にふけったあなたは手を誰かに繋がったような気がして、あなたの耳元に近づいて、「私たちの結婚式の日のことを思い出したね。」と囁いた。
あなたは笑って、「うん、僕もね。」とうなずいだ。
新婚の二人がレッドカーペットの向こうで深情的にキスをすると、あなたたちも息が合わせてお互いの手を締めた。
新年の初日もまた別の特別な日で、それはミントの誕生日だ。結婚式が終わったら、アルサランは招待状を渡して、あなたと医者を今夜ワークショップに招待した。当夜、あなたたちは時間通りに出席して、列席のはほとんどが町の同世代の顔であることに気づいて、すぐに気まずい思いをしなくなった。
ジンジャーも自分がとっくに用意していた結婚プレゼントを二人に贈った。やはりあなたたちと同じデザインで、合わせてみるとちょうど完全な円になって、銀のペンダントの组纽バングルができるのだ。違いはミントのペンダントには葉一片があり、アルサランのは優しい表情をしたライオンだ。ガストはまだ平気な顔をしていて、半分は本気で祝福していて、もう半分はツッコミを揶揄して、「キャットミントで落ち着けるライオンが世の中にいるとは思いもよらなかったな~~」と言った。ビルダーはすぐに笑って、「そりゃ恐縮で、ライオンがキャットミントを嗅ぐのも癖になるべきで、自分がちょうど明らかに表現しないだけだ。」と答えた。
アックは楽しそうにパーティーのために忙しくしくて、暇になったら玄関に近いラーラモデルの前に立った。相手は全く動かないコピー品にすぎないが(しかもアックの絵レベルの制限を考えると、100%のままのコピーじゃないかも)、シェフロボットは思わずコピー品の肩を抱いた。
新年が明けてからはいつものようになった。診療所が再開されて、医者の二人はついに一心不乱に論文を書き始めた。あなたは定時的に診療所に食事を届けに行って、ついでに彼らにひと休みするように注意した(料理はもちろんアルサラン家の台所を借りて作った)。フィリスは南ブロックの診療所に調職したが、配給された薬はしばらく町に戻って引き取らなければならなかった。たまに彼女はここにいて手伝いして、その間に自発的にあなたと故郷のことを話してくれた。あなたたちの育った環境は一方が内陸にあり、もう一方が港区にあるだけど。
昼間は普段アルサランのワークショップで時間をつぶして、図面を見たり仕事の経験を交流したりするほか、ちょうど最近彼が本格的にサンドロックの上級料理ステーションを復刻し始めたので、あなたも一緒に組み立った。医者が一時的に遅く帰って、夜アパートの部屋に帰って用事がない以上、いっそピーチ広場でアイザック爺さんと一緒に体操をする。医者との朝夕の付き合いのおかげで、<ruby>五<rt>ゴ</rt>禽<rt>キン</rt>戲<rt>ギ</rt></ruby>と<ruby>八<rt>ハチ</rt>段<rt>タン</rt>錦<rt>キン</rt></ruby>はまだよく知っていた。太極拳はできないが、爺さんはあなたに教えたいと望んでいる。ポールでさえ「爺はこれを分かっている若者にめったに会えなくて、喜んでいるぞ!」と言っている。
論文を書くのは先のデータ整理と違って、仕事量が急に増えて、つい遅くまで一気に忙しくなる。医者はあなたが彼が帰ってくるのを待つために徹夜することを望んでいない。あなたはもちろん彼の意志を尊重して、いっそ机の上の電気スタンドだけをつけて寝ている。時には彼が帰ってくる前に、あなたはすでに完全に眠っていた。時には半覚半睡の間に、わざと軽くてゆっくりして熟知した足どりのリズムと鳥が翼をばたばたさせる音を聞くことができて、電気スタンドが閉ざされた音は間もなく、いつも羽のように柔らかいキスがあなたの額に落ちている。
あなたが完全に眠っている夜にも彼はそうしているのかもしれないとひそかに思っている。とにかくこれらの優しい不意打ちを全て溜めて、サンドロックの家に帰ってから堂々と倍返しをしよう。
ゲイルはミントのために3日間の結婚休暇を承認して、結婚式の翌日から計算を始めた。休暇中は自然に目が覚めるまで寝て、片付けてから庭で本を読んだり仮眠をしたり運動をしたりして(彼の伴侣は自宅のビルの壁に標準的な高さのバスケットをつけてくれた)、ついでに料理ステーションの技術問題を解決してあげた。エンジニアの一人にビルダーの二人を加えて、わずかニ日でポルティアの地元の素材を使って、サンドロックの料理ステーションを組み立って、調整に成功した。ポルティアのビルダーはしばらく自宅の台所に置いてから、リーに説明することにした。
しかし、サンドロックに帰った後、ポルティアのビルダーから手紙が来て、結局彼のこの先斬後奏な行為はリーに怒らせたと伝えた。怒りを鎮めるために、ミントは全部のスマートチップを取り除いて、サンドロックの料理ステーションを単なる竃が多い調理台として、ポルティアの既存の民生製品を全面的に代替することはなくて、リーの怒りは完全に鎮められた。どうやらポルティアの旧世界技術に対する規制は当分緩和されず、せめてサンドロックの程度まで緩和されることはないようだ(酒場は教会の特許を得ており、スマートチップ付きの料理ステーションを使用することができた。観光シーズンに料理のスピードと品質を確実に高めることができるためだ)。でもスマートチップがなくても、アックはサンドロックの料理ステーションが大好きで、鍋を一個増やしたほうが効率的に見えるからだ。
結婚休暇が終わると、ミントは市長補佐の仕事を本格的に始めた。ゲイル市長はポルティアの小型遺跡の欠片を土産としてサンドロックに持ち帰ることを許可しておいて、どれだけ完全なものになるかは、ポルティアの遺跡に任せている。あなたは博物館に一周して、大切な友人にどれを贈ろうかと考えた。遺跡をよく知っているアルサランがあなたを連れて、町の遺跡を全部歩いた。「まさか外に出張しても遺跡を降りてつるはしやドリルを振り回すのは避けられない」と自嘲していたが、アルサランも笑って、「こりゃビルダーたちが定めた宿命のようだな。」と答えた。
暗い沼地の遺跡に行った日、アルサランはわざわざメイソンを案内してくれた。昨年末にバーベキュー屋台に来てくれた以上、ポルティアのビルダーは故郷の客を歓迎するべきだと判断したので、ローガンが依頼したことはあなたが自分でやる。あなたはその古くて手入れが行き届いた硬いゴムの短剣を丁寧に渡すと、メイソンは大切に撫でながら、あなたはサンドロックの町民たちの近況を簡単に話すのを聞いていた。最後にローガン、ハル、アンディのことを聞いて、彼は長い間黙っていて、やっと独り言を言った。
「まさか…あの野郎は勝手に彼をからかった言葉を覚えているとは思わなかった。本当に心を込めているね…あいつは。」
そう言って、自分の目をざっと拭いた。
出発する前に、メイソンは言った。
「町の兄さんたちに挨拶してくれ。私は死ぬまでまだ遠いと言って、彼らにも元気に生きさせてください!」
「はい、必ず届いてきます。」と、あなたはうなずいだ。
5日後に論文の初稿が完成し、清書が終わった後、Dr.シューは新聞社にコピーを取りに行って、コピーと手書きの草稿写真をアタラの医学会本部に送った。医者の第一段階の仕事がやっと終わったということは、あなたたちの帰りも間近に迫っていることを意味していた。
ポルティアの気象的な意味での春はサンドロックより3、5日早く着いた。アヒル池の流氷は完全に解けて、熱気球プロジェクトが再開された。去る前日、あなたはついに念願通りに医者と文字通りの「フライトデート」を体験した。熱気球はあなたが操縦して、あなたにとって、この方向制御器は<ruby>実<rt>ハイウ</rt>家<rt>ィンド</rt></ruby>の動力三角滑空翼より簡単すぎる。
熱気球が空を飛んで、ユフォーラ砂漠の南端に直線的に飛んで、全ポルティアの風景を見回してみると、あなたたちは期せずして砂漠以北の方向に向かって、遠くの雪山、高くそびえる赤い砂岩、流れ落ちる滝、旧世界文明が残した鋼鉄の塔、さらには砂漠北部の巨大な獣の骨、そして青々とした森を探してみた。
天気が良すぎて、午後の良好な視認性はあなたたちにロックサンド山の上で母の木の影を正確に識別させた。あなたたちは肩を並べて巨大なゴンドラの中に立って、息が合って長い間黙っていたので、あなたはやっと穏やかにいった。
「なんとか…マートル婆さんか、あるいはサーナイ母さんが、私たちを『早く帰りなさい』と呼んでいるようだね。」
医者は簡単に答えて、ゴンドラの端にかけた手をしっかり握った。
<div class="text-center"><b>春8日 月曜日 晴れ</b></div>
午後、ポルティア南ブロックの長距離バス駅。
アルサラン、ミント、そしてDr.シューが見送りに来た。友人同士が抱き合った後、ミントはふと何かを思い出した。
「そうだ、午前中にトルーディ町長から電報を受けた。彼女はあなたたちが大晦日でバーベキュー屋台をしていることを聞いて、『これはきっとあなたが臨時に思いついたアイデアだが、連盟メンバーの町の文化交流の一部にも属しているので、帰ったら必ず公金を請求することを覚えておいてください』と言った。」
あなたは仕方なく頭を掻いた。「ああもう~町長っだら…帰ってからまた領収書を整理しなきゃ…でも、ミント、まだ1週間も経っていないのに、この市長補佐はとても格好がいいだね。」
「エンジニアもやはりデスクワークをしなきゃね。それよりも外勤のほうが好きだが。」
「医学会の最高レベルの会誌は、通常1ヶ月後に初歩的な審査稿の意見を返送する。いずれにしても、ファンさんもサンドロックの住所を残したばかりだ。返事を受け取ってから、ポルティアに来ればいい。もちろん、僕もサンドロックに行ってもいい…とにかく、その時になってから相談してください。」と、Dr.シューは言った。
「まだ初めて、最高レベルの会誌に投稿した。」医者はうなずいだ。
Dr.シューは苦笑した。「3年前に一度投稿したが、セカンダリー会誌に降格されて発表された…しかし、今回はきっと大丈夫だ。やはり画期的な治癒例だから。」
アルサランはあなたにキャンディを1包みあげて、包装の上の二つの繋がっている「喜」の字の文様から、これはきっと局長に渡すウェディングキャンディであることが分かる。彼はあなたの肩をたたいて、「約束しよう、次自分はサンドロックに行って、アンサンが自分をサンドロックの遺跡を訪問するように連れて行ってくれたぞ。」
「いいよ。その時になったら、僕もトルーディ町長に特許令をお願いしてきたぞ…いや、待って。もし『北方開発計画』の実行令がサンドロックに来るよりも一足早くなったらどうしよう?」
「もちろん一绪に辺境を冒険しに行ったぞ~!まあ…ガウディさんが許すかどうかを見なければならないことが前提だ。」
許医師はあなたたちを温かく見ていた。「そこのビルダーたち~あなたたちは今でも家のある人だから、伴侶の前でこんな危険な話題を大声で共謀しないでくださいよ。」
長距離バスがゆっくりと始動した。最後の列を振り返って、ガラス越しにポルティアの三人の友人がまだあなたたちに手を振っているのを見た。二週間のポルティアの旅は多くの思い出を残した。分離には感傷的だが、両地の間は長距離バスと砂漠道路の距離にすぎず、忙しくなければ、いつでも行ったり来たりできると思うと、心が落ち着いた。
「ダーリン、これ…いったい、どれだけのものを掘ったの?」医者はあなたが来た時よりも重いリュックを見つめて、思わず尋ねた。
あなたは考えてみた。「…そう言ってあげようか。どうせ親友たちへの贈り物はすべて修復することができる。ゲイル市長は『全てポルティアの遺跡に任せて』と言っているが…たぶん、ポルティアという宝地は僕には気前が良いだね!」
そう言って、あなたは首をかしげて、彼の肩に寄りかかって、自然に彼の名前を呼んだ。
「ねえ、<ruby>時<rt>シー</rt>渺<rt>ミョウ</rt></ruby>…」
「ん?」
「家に帰ってから…最初にしたいことは何?」
「ええっと…食事。」
「そう?じゃあ、麻婆豆腐なら、たぶん…」
彼は首を横に振った。「ううん。ブルームーンに行けばいい。一緒に旅行して帰ってきて、家に着いたばかりなのに、家事をさせる道理があるものか。」
「じゃあ~一番食べたいものは?」
「辛いものでいい。」
「おお~あ!そう言えば、ジャンゴさんはピリ辛茶のレシピを教えてくれたんだよ。」
「…本当に?」
帰りのバスは道路に沿って自由に走っているが、家に帰った後の色んな計画について声を低くして話していて、窓の外の砂漠と海が互いに照り映える風景を楽しむ余裕はない。いずれにしても、今後はよく二つの町を行き来する機会もあって、よく帰路に沿って砂漠の外の海を眺める機会もある。
まして、どこに行っても、一番美しい景色はいつまでもお互いのそばにある。
そうじゃないでしょうか?
<div class="text-center"><b>【おまけ】</b></div>
目の前にはポルティア—サンドロック・トンネルが遠くに見えた。砂漠の中央に近い駅で、やっと車に乗って着席した自由都市を走り回っていた辺境の旅人は、後ろの若い伴侣の会話がいつ止まったのかに気づいた。振り返ってみると、二人は手を繋いで寄り添って、もう寝ていた。随行の鳥さんも隣の空席の欄干に落ちて、目を閉じていた。
彼女はその伴侣に深い印象を受けた。二人の顔が端整で、議論している話題はそんなに歯が浮くほどじゃないが、ちょうど良い甘さだ。それ以外にも、話の少ない長身長髪の兄さんの肩にはいつも一匹が棲んでいる…渡鴉だろうか。体型は同種群の中ではちょっと小さいけど。
もう一つは…取るに足らない細部だが、長髪の兄さんは右側の髪に勝手に束ねられて、その奇妙な髪飾りをつけている。スタイルは連盟内ではかなり珍しくて、ボタンリングのようだが、そうじゃないはずだ。つまり、何かの仕掛けを使って束髪の位置にしっかりとつけたのかもしれない。牛の角のような形をした表面には、キラキラじゃないが色濃い鉱石が三つはめ込まれている。中央にはさざ波のような模様の孔雀石、両側には少し小さく、ちょっと金の斑を持ったラピスラズリが二つある。
どこで手に入れたのか、その髪飾り?あるいは、自分で作ったのかも?
彼らが「ブルームーン酒場」を代表とするの場所に言及した以上、すでにサンドロックでかなりの時間暮らしていることを意味している。そういえば、サンドロックに若いが凄いビルダーがいると聞いたことがあるが、その時にあのビルダーさんに聞いてみようかな~
その髪飾り、<b>ティア姉</b>に持って帰ってくれば、きっと喜ぶだろうか。
――視界がトンネルに入ってしばらく暗くなる前に、若い辺境の旅人はそう思って、背もたれに寄りかかって、目を閉じた。
—END.less—