現パロ人間テスデイ設定妄想現パロで人間で記憶も無いテスデイ病院で出会って欲しい
1日5分しか記憶が持たないデイビットが通院しているでかい病院に右足無くしたテスカトリポカが運ばれてきてるのをたまたま見かけて何故か目が離せなくなって病室まで会いに行くやつ。
それから通院の度に毎回会いに行ってなんでもない話とかしてて欲しい

途轍もなく、むしゃくしゃしていた。

胎児のように体を丸めて頭から布団を被って、母親の優しい体温を思い出して眠ってしまいたいような、そんな気分だった。最も残念ながら、浮奇にはそんな風に縋れるほど優しい幼少期の思い出なんて無いけれど。

やるせなさに泳がせた視線がお湯を沸騰させる鍋を捉える。ふつふつと沸き上がる湯を見ていると自分の中の何かが暴れ出しそうな感覚がして、気持ちを抑え込もうとキツく目を閉じた。

気持ちに影響されているのか体がぐらぐらと揺れる感覚がして、やがて目の前がぐるぐると回るような眩暈へと変わる。倒れる、と気付いて咄嗟に伸ばした手は何かにぶつかって支え損ねた。重力に従って硬い床に体をぶつけた感覚を最後に、浮奇は意識を手放していた。