落ちないはずない!それは一目惚れだった。
今までバスケに全てを捧げた17年間。
君のプレイをする姿をみた時頭に雷が落ちたような感覚だった。
湘北戦の対策を練るためにジッと見つめる画面。
一際背が小さくだからと言ってそのハンデをもろともしないドリブルと鋭いパスそして周りを見る力に関心した。
同じ二年…
開会式後先輩や後輩とふざけたり、笑い合っている姿を偶然見つけた。
背の高い先輩後輩の中にいる姿は画面の中でみた時よりも何倍も小さく見えた。
そしてチームメイトの中で楽しそうに笑う姿に
思わず「可愛い…」と思った。
オレはそこそこいや先輩が妬むほどモテる…
だから何故か根拠のない自信があった。
「絶対に落として見せる」と
カッコいい姿を見せれば誰だって落ちる。
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