この味好きだなあ、タミヤ君…米粒ついてる…
右の米粒に気づいてないな…
「タミヤ君、米粒ついてるよ。ちょっと動かないでね」
そう言って、僕はタミヤ君の口に手を伸ばした。
右の口横についていた米粒を掴み戻そうとした時に、
ガシッとタミヤ君が僕の手を掴んだ。
急なことに反応が取れずにいると、僕の指をぱくっと口に入れた。
「…?!?!」
僕の指がタ、タミヤ君の口の中に!?
突然の行為に驚きすぎて、「なんでこんなことしてるの?!!」って言おうとしたものの、口をぱくぱくさせることしかできずにいた。
そんな僕を見てタミヤ君はニッコリして口から僕の指を離した。
「カネダ驚きすぎだろ!」といたずらに成功した子供みたいに笑うタミヤ君。
「そ、そりゃこ、こんなこと急にされたらびっくりするよ!!もう!!」
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