Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    White葉葵

    ☆quiet follow Yell with Emoji 🐉 🐳 🌟 😘
    POIPOI 13

    White葉葵

    ☆quiet follow

    (离达)狐狸报恩

    Age verification
    Tap to full screen (size:1875x1312).Repost is prohibited
    ❤💞💗🍼😍💖💖💖💖💖❤❤💗💕💞💖💖😍❤💖💖💞💖💖🍑🌋💖😍💖💖💖😍💖☺💖🍆😍💒❤❤💘❤❤💖😍😍😍😍😍😍😍😍🍆💖💖💋🍑💖🍆
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    のくたの諸々倉庫

    DONE「俺たちだけのかみさま」/転生話。死ネタなど含みます(+時事ネタ)

    後で色々修正して支部に上げるやもしれません。何でも許せる方のみどうぞ。
    その男はただ、岩のように目を閉じていた。
    「……ねえ、お兄さん大丈夫? 生きてる、よね」
     その様子を見かねてか、声をかけたのは茶髪の青年だ。腕組みをして道端に1人、微動だにしなかった男の目がゆるり、と開かれる。
    「ああ、生きているぞ」
    「よかった、さすがに立ったまま死んでる……なんてことはないと思ったけどさ」
    「……ふむ、お前はひとつ、失くしものをしているな?」
    「へ……」
     言われて青年は、深海の瞳をひとつまたたく。どうして、とこぼれたその言葉が、続く理由で問いになるのを待つ間──男こと鍾離はふと、とあることを思いついた。
    「よく分かったね、お兄さん。俺この辺りについては詳しくないんだけどさ、どうしてかずっと……うん、それこそ生まれてからずっと、ここに大事なものを落としたような気がしてて」
    「そうか、ならば俺も……お前と一緒に探し物をしよう」
     言うなり鍾離の体から、ふわりと光が浮かんでは消え──青い瞳の青年が呆然と見守る中、それらが全て宙に消えてから、「それでは行くぞ」と背を向けた。
    「……お兄さん、今の何?」
    「鍾離だ。大したもの……ではあったが、俺が持っていると不公平になるも 9750