小箱いっぱいの愛を彰人に、ずっと内緒にしている物がある。
このことを話せば、彰人のことだから「なんでまたそんなもんを……」と呆れてしまうのだろう。そうだろうとわかっているから、話すことはしないでいる。
それは冬弥の自室にこっそりと置かれていた。彰人と生活を共にするようになってからは、冬弥が自分で持ち帰ったゲームセンターの戦利品の中にこっそりと隠してある。
それこそ小学生の女の子が持っている交換日記についているようなオモチャの鍵を、冬弥は肌身離さず持ち歩いていた。これを知っているのは、偶然その鍵を見てしまったこはねだけだったりする。そのこはねも、冬弥の意思を汲み取って、誰にもそのことを話さないでいたから、他には本当に誰にも知られていないことだ。

逝こう※注意※
・彰冬前提
・死ネタ
・人によってはメリバだしばっとえ

彰人が死んだ。
俺が信号を渡っているときに車が突っ込んできた。その時、彰人が俺をかばって轢かれた。
「彰人………」
「東雲くん……」
白石と小豆沢も目の前で見てしまったからか、ショックが大きいようだ。
「彰人………なんでよ……アンタ…………」
彰人の姉である絵名さん。その顔は悲しみに満ちていた。
「俺の………せい………」
「え？」
「俺のせいで……彰人は……っ！」
そうだ。全部俺が悪いんだ。あの時俺がいなければ………。
「あ………おっ……れが……いなければ……彰人は……」
呼吸が乱れる。過呼吸だ。視界が霞む。頭が痛くなる。何も考えられなくなる。
「っ冬弥落ち着いて大丈夫だから！！」

【彰冬/生贺】夜游Summary:东云彰人毫无知觉地夜游到了青柳冬弥的寝宫。
Notes：骑士东云彰人×王子青柳冬弥
没头没尾的快乐短打
因为诅咒遵从本能的东云彰人。
主要是想写失去清醒的骑士和纵容着他的王子，可以说是为了一口醋包顿饺子！
大概有一点点强制和抓着脚踝拖回来的戏份。
流水账，还没捉虫，因为写着写着失去搞//黄的热情了（。）
本来生贺不想写这篇的，但是我最近有点忙所以就先把这篇短的脑洞写掉。
请不要在意称呼和合理性【。】
以及祝东云彰人生日快乐！希望下次生日卡能更好看一点！




夜已经深了，青柳冬弥听见了门被打开的细微声音。他从床上睁开眼睛，夜色被屋外的月光冲淡，从门里投进的光线勾勒出熟悉的影子轮廓。

冬弥醒了，或者说之前并没有睡着，他几乎是在声音响起的那刹那便清明过来，对他人的出现早有预料。橘色头发的男人出现在门口。他的骑士穿着寝衣，紧闭双眼似在安睡。

Break Out彰冬｜Break Out


*
青柳冬弥从抽屉中抽了张纸覆在指尖上，接着右手拇指一用力，鲜血再次从指缝中洇染了一小块纸巾。
他没再去管指尖湿答答的粘腻感觉，也自动忽略了伤口不断愈合再撕裂的刺痛感。耳机里的音乐张扬而热烈，冬弥眼神慢慢敛下，最后落到眼镜框的下边，踩着节奏的鼓点从班级离开。
他几乎轻车熟路绕过嘈杂的小吃街，穿过忙碌的人流，最后从一片灯红酒绿的招牌下，找到那家位置并不算隐蔽的地下酒吧。
音乐正好结束，耳机中响过一阵阵电流的白噪音，缩在宽大袖子里的手指尖猛地一下尖锐疼痛，青柳冬弥再次感觉到那种熟悉的疼痛过后的空虚，指甲便向着伤口重新摁了下去。
耳机被随便缠了两圈丢进背包侧面，冬弥拉上卫衣兜帽，用尚还有一丝完好皮肉的右手缓缓拉开了酒吧大门。

那年夏天，難忘的夏天《那年夏天，難忘的夏天》

Summary：來電鈴聲響起的那刻，腦海閃爍的都是屬於你的畫面。

彰冬 口嗨
……………………………………………………

『彰人，傳球！』
「喔！」

哨聲吹響，比賽結果自然是彰人所在的這隊獲得勝利，陽光打在金燦燦的獎盃上是個值得紀念的輝煌時刻，微風吹拂著綠茵，歡笑聲在告別中逐漸淡去。

——大家……都走了。
——為什麼感覺心裡這麼空虛。

「要下雨了，快點回家吧。」

遠方的天隨烏雲密佈而越發烏黑，壓迫感自午後的悶熱襲來，男孩決定回家，回首再看一眼方才揮灑汗水的戰場，莞爾一笑貌似在回憶那熱血沸騰的感覺。

……。

「我回來了。」
「嗯？沒有人嗎？」

小學午後的休息時間總是比較多的，剛比完足球比賽的彰人看著連家裡都這般寂靜的模樣不禁嘆了口氣，打開冰箱倒了杯飲料，電視節目一台一台的轉換，掛壁的水珠也在桌上留下了痕跡，窗外下著滂托大雨，也是夏季午後的特產，潮濕的霉味在鼻腔內迂迴著，又是從什麼時候感覺到空虛。