Dr.クローとD国の設定◆ディープランド(通称：D国)
廃人の行き着く国と呼ばれている。
様々な分野に精通した廃人が集う国。奇人変人狂人の類が数多く暮らしているが、行き届いた管理体制が敷かれている為か暴動や氾濫は起こらなかった。

国の収入源のシステムは
技術者にのみ莫大な資金を投じる→生み出された高度な発明品を他国に高値で売る→自国の技術者に莫大な資金を投じる
というサイクルで回っているため、資金が尽きることは無いが、無能な国民は追放されるか被検体にされている。

その為、常人が行ったら最後、戻れることは無い国として恐れられていた。

大戦が起こってからは、これまで以上の資金を得た為に技術革新が大幅に進んで行ったが、その結果戦死者のほとんどがD国の兵器により死亡した。それは自国も例外では無い


◆クロー・ド・ハイド(Claw de Hyde)
博士号を持つ科学者で、発明家。Dr.クローと呼ばれている。
自身の体さえも実験に使った結果、右腕を機械(義手)に変えてしまった。また、顔を覆うマスクの下には大戦時に負った酷い傷がある。
更に、老化を遅らせる薬を投与されていたため、実年齢に比べて身体年齢が若い(30歳くらい)※実年齢48歳

過去
・ディープランドの端にある、ごく一般的な農家に生まれた好奇心旺盛な男の子だったが、政権崩壊の後急に行われた技術者育成政策により、無理やり両親と引き離され施設で育てられた。
・元々感情の薄かったクローは、両親と引き離されたことを何とも思っておらず、むしろ知識欲を満たせる場所に来れたことの方が嬉しかった。
・10歳で大学院卒レベルの知能を持つまでに至った彼は、天才と謳われ、国からも惜しみない待遇を受けた結果、国を支える世紀の天才科学者となった。

余談
・別の学者が行っていたクローン実験のサンプルとして、彼の遺伝子が提供されたが、知能レベルが大きく低下しており失敗に終わった。

性格
・研究にしか興味がなく、全て好奇心の赴くがままに行っているため罪の意識など皆無である。
・自分の開発した兵器でどれだけ人が死のうと、どうでもいい。
・思いついたことはやらずにはいられない。
・周りに極端に興味が無く、人の話を聞かない。

イメージボイス
「私は要望通りに開発しただけで、それを実行したのは君たちだろう。私自身に罪があるとは一欠片も思えないけれど？」
「頭の悪い君たちと会話をしていても非効率的だな」
「そういうことはそちらで勝手に決めたまえよ。一々全員の同意を取っていては効率が悪いったらありゃしない｣