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    eda_Paraphilia

    @eda_Paraphilia

    eda_4761のポイでは語りにくい話

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    eda_Paraphilia

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    ソルが追放されるだけ
    前のやつにちょっと加筆した🎶(言うて変わってない)

    追放「ブラックがインポスターだ!!!」
     
     死体と化したオレンジの発見。それによる緊急招集で、船員全員がカフェテリアに集まって直ぐ、ライムがテーブルを叩くと同時に言い放った。

    「僕は見たんだ!アイツがオレンジの首を折って殺した所を!」
     
     叫ぶようにライムが発言し、ブラックを指差した。
     その様子を見て他の船員も少しずつ話し始める。
     
    「ブラックの事は……最初から怪しいとは思っていたが、それは本当なのかい?ライム。」
     
     少し困惑した様子のローズ。それに対してブラウンが
     
    「ライムはクルーメイトという証明が出来ているわ……信じるに値するはず。」
     
     と静かに返す。
     
     
     じろり、と周りからの視線が俺に集まって来るのを感じる。
     
    「俺がインポスターだという確かな証拠はあるんだろうな?」
     
     まさか証拠も無しに追放するのか?と暗に示してやる。そうすれば……。
     案の定、クルーメイトどもが言葉を詰まらせた。
     それもそのはず、この宇宙船は二つ前の会議で冤罪をかけられてしまった無実ののクルーメイトを追放してしまったばかりなのだ。
     
     まだインポスターが船内に『二人』残っている——、そんな表示を見てからより慎重になっているのだった。
     
    「ライム以外に何か証拠を持っている奴は居るのか? それとも、証拠無しにまたシアンのように俺を追放するか?」
     
     どうせ追放出来やしない。
     このままスキップに誘導してバカなクルーメイトどもを乗り合わせた今回の相方、タンとキルして勝利に持って行ける筈だ。そう、俺は確信した。
     ……油断していたと解った時にはもう遅かった。
     
    「ブラックはインポスターだよ。 私も見たんだ。……そいつが、カメラを見ていたオレンジを殺した所を。」
     
     ライムの後ろに居たから、ライムには私の姿は見えていないかもしれないけれどね、と、タンが俺を睨みながら言い放った。
     周りのクルーメイトも一斉に俺を睨む。
     
     ……裏切られたのだ。四票全てが俺に集まる。
     裏切り者のタンは笑って言う。
     
     「お前は我々の仲間でもない。それに本部からの命令なんだ、ブラック。」
     
     ……両方から嫌われ、疎まれているとはわかっていたが、まさかここで回ってくるとは俺も思わなかった、クソ。
     
     悪あがきに触手を近くに居たブラウンに叩きつけようとしたが、タンがそれを阻んだ。

    コイツ、陣営の勝利を捨てて俺を追放する気か?
     
    他の船員が恐怖で悲鳴をあげたのを他所にタンは続けた。
     
    「お前さえ居なければ、父さんは今も生きていた筈なのに!」
     
     いつの日かの会議で、正体がバレてしまったグレーを見捨て、溶岩に蹴り落としたことを思い出した。
     
     ……記憶と同じように今、やつのガキに追放されかけているとは……。
     
     だが、タダで死ぬ訳には行かない。このクソガキよりも俺の方が経験は遥かに上——。無論、何処をどう破壊すればこの宇宙船が動けなくなるかも知っている。
     伸ばした触手を燃料供給パイプの埋め込まれた、すぐ上の装甲に叩きつけた。鳴り響くアラーム。慌てる船員達。
     
    「お前、何を?」
     
     音に驚いた様子のタン。その拘束が一瞬緩んだ隙に、俺は開けた穴からタンを船外へ投げ飛ばした。
     
     
    『インポスターはあと一人残っている』
     
     宇宙へと沈み行く大型宇宙船The Skeld
     崩れた場面の隙を見て、ブラックは積み込まれた小型の宇宙船ドロップシップにするりと入り込み、慌てる船員達を後目に離船した。
     
     『インポスターはあと0莠コ残っている』
     
     
     
     散々な目に遭った。だが何とか脱出は出来たから良しとしよう……。
     そう思いつつ俺は船の進路を操作し始めた。その時、
     
     『ビーッ!』
     
     ランプが船内を赤く染めると同時に、アラームが鳴り響いた。
     
     これは燃料が足りない事を示す警告……、どうやらあのバカどもはどうせ使わないだろう、と燃料供給をサボっていたらしい。
     
    「……クソッタレ」
     
     俺はこの非常事態に何とかしようとするも、流石に無理があったらしい。
     
     結局、不時着先を見つける前に、船の保護シールドが維持できなくなってしまった。
     シールドが無ければ、隕石に当たって終わり。その対処をしようとしている間に、遂に大気圏に突入が始まった……。付近に星がある事にも気が付かなかったのだ。
     
     ……まるで生きてきた中で来なかった、今までの不運が纏めて返ってきているようだった。
     
     来るであろう衝撃に備え、触手で身体を覆うも、じわじわとした熱と、確かな衝撃が容赦なく襲ってくる。
     
    「生きて着陸出来るのだろうか?」
     
     そう思ったのを最後に、俺は意識を失った。
     
     
     
    「うわっ!?クルーメイト??どうしてここに?……てか、死んでる……?」
     
    「ちょっと失礼するよ……あ!心音聞こえる、生きてるじゃん!」
     
    「でもどうしようかなあこれ……とりあえず家に運ぶかあ……?」
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