自己肯定感クソ低い画家ライくんは、全然寝ないしテレビもネットも見ないし飯も食わずに絵を描き続ける。普段は大声とか全然出さないけど、頑張りすぎて唐突に爆発するし「離婚してやる!」とまで言ってしまうくらいネガティブになる。
「お仕事一つ手につかない俺なんてもう何をやらせてもダメ!!ノミ以下だよ!!」
「エースくんみたいなキラキラぴかぴか最強マンと釣り合うはずないもんんんん!!」
「離婚だよ離婚!!何もできない俺なんて居る価値ないよ~~!!実家に帰る~~!!」
っと駄々っ子みたいにヤダヤダ言い出して、ドンと置かれた記入済みの離婚届をハイハイ言いながらエースくんがくるくる丸めてゴミ箱にインする。
ギャン泣きするライくんを抱き締めてあげる。
「はいはーい、ぎゅーしてやるからこっち来ーい」
「だめ!だめ!!エースくんみたいな光属性に抱きしめられたら」
「いいからほれ」
「あぁぁ~…」
そして、あっさり落ち着いて抱き締められたまま眠っちゃうライくん。
エースくんがベッドに連れて行って、そのまま一緒に眠って朝を迎える。色々と爆発したライくんは昨日の事をよく覚えてないし、エースくんに朝ごはんを作って貰ってお腹いっぱいになってまたお仕事頑張る。
ライくんの性格をよく分かっているから、離婚届置かれても今のところ「俺がダメ人間なのにこんなヤツがエースくんの隣に居ていい訳がない」とかそんな感じの理由だから一切動じる必要ないし傷付かないエースくん。