九十九父ネットレビュー記事■4/17(日)発売の九十九**新作『仮題の輪郭』が、各所から絶賛!
先日発売された九十九**の2年ぶりとなる新作『仮題の輪郭』がレビュアーや書店員など各所から絶大な評価を得ている。
九十九**は『幸先』にて荒川賞にノミネートされて以来も数作に渡り刊行してきたが、どこか未完成であり迷走の時期と評されてきた。最後に発表された『散り際にて』から2年の期間をあけて発表された『仮題の輪郭』には発売前から密かに注目が集まっていたが、結果としてこれまでの低迷を覆すセラーとなった。
今作は独身会社員の甲斐俊明(かいとしあき)のもとへ、親戚から初対面の少年、ミツグを預けられるところから始まる。家族を作ることを避け独り身を謳歌してきた男と少年が同じ家で違う生活を送る中で、過干渉はせず互いの心地いい距離感を計っていくストーリーとなっている。
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