もりおの過去&もりビリの出会い　私が生まれたのは地獄の第八圏悪の嚢。悪魔として生を受け、御父様に育てられました。私の家系は悪魔の中でも名家だったそうで私はその一人息子ということになります。厳しくも優しい御父様の教育や躾で私は罪深き者を戒める悪魔になり、家を継ぎました。しかしそれを良く思わない者もいました。私の上司である悪魔が私に嫉妬し無理な仕事を押し付けたり根も葉もない噂を仕立て上げるようになったのです。人間が弱い者を虐めるように、他の悪魔たちも寄って集って私を虐めるようになり、ついには私を殺そうとしたのです…。

　いつものように上司の悪魔に呼び出されるとその男の愛玩動物の蛇に襲われました。あまりに突然のことで反応できなかった私はその蛇に体の自由を奪われてしまいました。

ラルシモのデートポップンタウンは今日も平和…かと思いきや、
「ご先祖！どこへ行くつもりですか！？」
「かわいい子孫といっしょにお出かけするんだよ」
会話しながら歩くのはシモンとラルフ。２人は代々続く吸血鬼を倒す一族ベルモンド家。ラルフはシモンの先祖にあたる。２人は作品の垣根を越えてポップンワールドにやってきたのだ。

「アイツらなにやってんだ？」
「どうやらデートのようですね…」
「先祖と子孫…？どういうことでしょう？」
「生足のおじさんとムチのおじさんじゃん。デート？」
「なんで俺たち尾行してるんだよ」
ラルシモのデートを隠れて覗いているMZD、ジズ、こうもりおとこ、レオン、そしてエミーリオ。現代にやってきたラルフとシモンがどんな場所でどんなことをするのか…メンツ全員が気になっていた。ラルシモはカフェに立ち寄る。メンツたちも遠くからラルシモの様子を見ていた。

神ジズの入れ替わりある朝…
「えっ！？なんだコレ！？」
「もしかして私たち入れ替わったのですか？」
朝起きたMZDとジズ。でもどこかおかしい。目の前になぜか自分がいて鏡を見ると相手の姿になっている。つまり体はMZDだが中身はジズ、体はジズだが中身はMZDになっているのだ。これは緊急事態だ。さすがに焦る2人。
「どうすればいいんだ…！？」
「とりあえず今日１日はこのままですね…」
こうして神ジズは入れ替わったまま１日を過ごすハメになってしまった。

MZD(ジズ)はポップンワールドを散歩していると見覚えのある女の子たちがやってきた。
「MZD～！探したよ！」
「迷子になっちゃったのかなってミミちゃんと探してたんだよ！心配させないでよ～！」

神ジズのいたずら「なあお前、アイツらにいたずらやりたくないか？」
「悪戯ですか…？楽しそうですね…どんな内容ですか？」
「それはな…ゴニョゴニョ…」
「ほう…」
怪しい会話をしているのはMZDとジズ。
パーティーでジズがMZDに勝負を挑むも完敗し、そこから仲良くなったらしい。
そこまではいいが、２人はかなりのいたずら好きでいつも困らせている。今日もいたずらをいつもの３人に仕掛けるみたいだ…。

「あれ？神さまとジズじゃん」
「どうやら楽しそうですね」
レオンのショッピングに付き合っていたこうもりおとこ。２人は遠くにいるMZDとジズに気づいた。
「おや、お２人ともお出かけですか…？」
「ふだんケンカしてんのにお前ら意外と仲良いなw」
「！？」

メンツ、幼児化するMZDがいつものように19丁目の探偵事務所の扉を開ける。
「な、何だこれ…？」
MZDが目にしたものは小さくなったジズ、こうもりおとこ、レオン、エミーリオ、ワイルド、スティーブ、ンビリだった。
MZDがいない間に何者かが７人を子どもになる魔法をかけたみたいだ。
こうしてMZDは幼児化したメンツのお世話をすることになった。

「お人形遊びって…お前リ◯ちゃんいくつ持ってんだよ…。」
「おにんぎょうは100体、おようふくは1000着、くつは50足あります。もちろんおうちもおしろみたいなおうちですよ。」
お人形遊びをする幼児化したジズ。この頃からコイツは人形が好きだったんだ…。

MZDの側から離れない幼児化したエミーリオ。静かに絵本を読んでいる。

メンツの女装大会「お前ら着替えた？」
「…足がスースーします…」
「バッチリです」
「OK」
「なあこれけっこう攻めてないか…？」
「パンツ白い」
「さ、寒い…」
メンツたちは試着室のなかで話している。どういうワケかメンツたちは女装をすることになった。
「準備できたか？」
「いつでも」
「じゃあみんなせーのだぞ！？」
「せーの！！！！！！！」
全員一斉にカーテンを開けたメンツ。
他のメンツの女装を初めて見た。
「ギャハハ！みんな似合ってんじゃねーか！」
MZDは大笑い。MZDの女装は女子高生。それもスカート丈がかなり短いギャルである。
「見て、巨乳♥️」
MZDはそこら辺にあったポップくんを胸のあたりに入れた。この神、相変わらずおふざけが過ぎる…。

エミーリオとレオンが入れ替わる話「えっ…」
「な、何だこれは…！？」
お互いに顔を見つめ合うのはエミーリオとレオン。
とは言っても心はエミーリオだが体はレオン、心はレオンだが体はエミーリオという入れ替わった状態。
「朝起きたらボクがいて、慌てて鏡見たらボクがキミになってるって意味分かんないんですけど」
「俺だって驚いたよ…朝起きたら俺がいてドッペルゲンガーかと思ったよ。しばらくこのままだ…」
「マジで！？今日クラブなんだけど！？」
こうして入れ替わったエミーリオとレオン。

「どうすればいいんだ…レオンの体でなにしよう…」
レオンの体のエミーリオがポップンタウンを歩いているとふと女子高生が歩いているのを見た。
「そこのキミ！今から一緒に出かけない？」

メンツ２大カップルを尾行する話19丁目の探偵事務所には様々な依頼人がやってくる。…が今は依頼人ではなく便利屋状態である。

「なあレオン、ワイルドとスティーブいるだろ？アイツら今日デートらしいんだよ！」
「そうなんだ、ボクもオッサンとお姉さんが今日デートだって聞いたよ」
「同じ日にデートですか…面白そうですね…」
「じゃあ二手に分かれてデート尾行しようぜ！じゃあ尾行のプロよろしく」
「！？」
こうしてワイスティともりビリのデートを尾行することになった。確かに尾行は依頼人からの浮気調査とかでやったことあるけど…
二手に分かれることになり、ワイスティはMZDとジズ、もりビリはレオンとエミーリオになった。

「こちら神。ワイスティがカフェに入りました応答せよ。」