世界一美味い酒の味「良い酒が手に入ったんだ。ついでにお前の顔を見ようかと」
目の前に立つ赤髪の男はのは世間では四皇と呼ばれ恐れも憧れも抱かれている偉大な海賊。のはずである。
「一緒に飲もう!んでもってうちのクルーになれよ!」
「いい加減諦めな、赤髪。しつけぇよい」
だはは、なんて口を大きく開けて笑うがこの男が右手で振るう一振りで数多の名の知れた海賊や海軍を沈めてきた。放たれる覇王色の覇気は半端な者ではこの男の前に立ち続ける事すら難しい。余程の事がない限り牙を出すことはない獣だが友好的な姿に勘違いをしてはいけない。
「まぁ酒に罪はねぇし。……どこかで調達したいと思っていたんでな。仕方ねぇよい」
偉大な獣は満面の笑みでそうこなくちゃ!とズカズカと家の中へ入る。たまたまなんて言っているが今日が何の日か知ってここへ来ている。
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