no name僕とルカの関係に名前をつける事はできないんだ
友人で、同僚で、兄で、弟で、親で、子で
ルカにはずっと好きな子がいるのは知ってるし、本気で応援してるんだ。
好きな子の話をキラキラの笑顔で話すルカが好き。
そこには嫉妬も何もなくて、本当にルカがあの子と幸せになって欲しいって心底、思っているんだ。
別にその優しい眼差しを僕にむけて欲しいと思った事もないし、嫉妬もなく、ただただ、ルカの幸せだけを願っている。
僕たちは、友人だからいっつも一緒に遊んだ。
ルカの運転で目的もなくドライブして、一日中遊んだ。
気がついたら夜もすっかり更けていて煌めいて流れる夜景をハイウェイから眺めたりした。
僕たちは、同僚だから仕事で落ち込んでる僕を海に連れ出してくれた。
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