出雲家の祖母&孫娘のハートフルな会話祖母と孫娘のハートフルな会話
要「あーあ、知らなきゃよかった。祖母の口から聞きたくなかったよ、そんな胸糞悪い話」
「はぁ…アンタ、聞いてたのかい?」
要「……かわいそうな黒崎君。例え魔女を殺せたとしても、両親が帰ってくるわけでもないのにね」
「だからせめて、この先を生き抜く術を教えたまでだよ」
要「あはは、何言ってんの?気持ち悪い。被害者の前で加害者が偉そうに善人ぶってさぁ…何がしたかったの?」
「喧しい、言い方変えて同じことを二度も聞くんじゃないよ」
要「ま、どうでもいいけど。結局…その孫娘である私も、犯罪者の娘として後ろ指刺されたまま生きていくからね」
要「……血の繋がり"だけ"しかない口煩い家族より、何も聞かない親しい他人のがよっほど居心地良いよ。…なーんてね」
要「あのさ、君が思ってる程…祖母、出雲紅子はできた人間じゃないから」