ロクレくんがまとめた文章だと思ってお読みください。【星の子の身体】
僕たち星の子の体内は常に光が循環している。満遍なく全身に光が巡って行き渡ることで僕たちは元気に活動することが出来る。
しかし、長期間の寝不足や過度なストレス
体内に本来あるべきでないもの
(例︰小石などの不純物、闇等)
が体内にある時、大きくバランスが崩れて
不調が現れる。
【大きな損傷の治療法】
手っ取り早いのは大きな火の中で身体を治すこと。例として大きな暖炉の中等が回復効率がいい。しかし、時々傷跡として残ってしまう場合がある。
傷跡を残さないようにするために、僕自身が光を与え、体内の光の流れを調整しつつ再生を手伝うのが、現在最も傷跡が残りにくく星の子の体に負担がかからない治療法。
【腕や脚などの欠損】
前までは止血して腕の断面を塞ぎ光が漏れ出るのを防ぐ。取れた部位が綺麗に残って時間がさほどたってなかった場合光で強制的にくっつける。
という治療しか出来なかったが、今は義手、義足を作ることが可能になったため、完全に腕や脚が無くなりくっつけられる見込みが無い患者でもかなりいい対応ができるようになった。
しかし、人工物を体内に入れることになるため、慣れるまで光のバランスを崩すことが多くなる。
義手や義足をつけたい患者は本当にいいのか最低でも3度確認を取ること。
【不純物の摘出】
前置きとして、ここで言う不純物とは、闇や小石等を指す。以降これらを不純物と呼ぶ。
不純物が体内に入っていた場合、内側から身体を損傷させ続け、いかなる光のみの治療でも改善する見込みはない。
むしろ、回復させ続けると再生した部位と不純物がより強く刺さるように接触し、激痛を引き起こす場合がある。
このため、不純物が埋まっている部位に穴を開け、直接摘出する必要がある。
この時、患者の訴える痛む部位と、実際に不純物がある部位が違う場合があるので
必ずガブくんやスナグくんに不純物の場所、大きさを特定してもらうこと。
モノが大きかったり、闇が強かったりする場合、患者の負担を考え1度の手術を10分以内に抑え、一定の期間を開けつつ数回に分けて摘出する。
【精神的な治療】
僕がどうこうできるものでは無いみたいだ。
僕には不可能だった。
【光の石】
数年前、僕が作り出した光を結晶化させた蝋燭とはまた別の物質。
闇を練りこんだガラス瓶の中で保管。
置いておくだけで近くの植物は異常な成長速度になり、近くにいるだけで全身の体温の上昇を感じる。
以前ツキさんとフレアに石の欠片を貸したところ、ツキさんが緊急事態のためと石を飲み込む事件が発生。
〝器としての身体が受け付ける量を大幅に超えた光に身体が拒絶反応を起こし、自壊と再生を繰り返す。〟
嘔吐剤ですべて吐き出させたことで事なきを得たが、過度な光は時に毒にもなりうる可能性が出てきた。
現在はガブくんとスナグくんの光摂取にのみ使用し、棚の奥の方で誰にも見つからないように保管している。
今後、悪用される可能性があるので誰にも貸し出さないこと。
【闇の無力化実験】
闇の花に蝕まれている人や、怪我の原因となりうる闇の石の無力化を目的とした実験。
現在実験できる場が無いため保留中。