LINK VRAINS ラジオ「はーいみなさんこんばんわ、時刻は水曜夕方6時25分、LINK VRAINS ラジオのお時間です! 今週のパーソナリティはワタクシ、Playmaker のサポートAIのAiちゃんと~」
「Soulburner のサポートAI、不霊夢だ。……うむ、さっそくコメント欄が盛り上がっているな。『誰だお前ら』『プレメとソバを出せ』だそうだ。というわけで Soulburner、きみも挨拶してくれ」
「えーと、こんばんは! Soulburnerだ。Playmakerもちゃんといるぜ」
「……こんばんは。今日はよろしく頼む」
「皆、連休があった者は有意義に過ごせたか? 我々は恐竜博を見に行ったぞ!」
「それじゃ、今週も元気に行ってみよ〜!」
(中略)
「次のコーナーは『今日の素朴な疑問』! デュエリストのみんなから募集した素朴な疑問をパーソナリティが一刀両断するぜ~。えーと、これ読めばいいの? はーい。ブレイブマックスさんからのおたより! 『結局って何が強いんですか?』だって」
「ああー……難しいよな、それ。オレも未だによくわかんないや」
「ふむ、ではSoulburner、君は《強欲な壺》が制限復帰してもいいと思うのか?」
「そんなこと言ってないだろ。《強欲な壺》が悪いっていうか、根本的に変なのは分かってるよ。でも何が変なのかうまく言えないんだよ」
「あれは千円払って二千円を買うようなものだ。おかしいだろう」
「ってPlaymakerは言うけどさぁ。デッキからカードを二枚取り出すだけなら《斬機サーキュラー》だってやってるだろ?」
「そうだな。だが二枚とも手に入れるためには、デッキに斬機モンスターと斬機魔法・罠が入っていなければならないし、しかもサーキュラー自身が場にいる状態で他の斬機モンスターを特殊召喚する必要がある。なんの条件もなくたった一回の効果処理で手札が二枚増えるのとは違う。サーキュラーはちゃんと千円支払って千円の物を買っているんだ」
「あれ千五百円ぐらいのもの千円で買ってない?」
「そういえば、Aiのカードに《Ai-コンタクト》というのがあっただろう。あれは手札を二枚使って三枚ドローしていないか?」
「問題ない。《Ai-コンタクト》は自分のフィールドゾーンに《イグニスターAiランド》がなければ発動できない。ちゃんと手札は三枚使っている」
「いやいやいや、そのフィールドゾーンの《イグニスターAiランド》そのまま残ってて普通に使えるじゃん! Playmaker、きみ、やっぱり最近Aiのことになるとちょっと強引だろ!」
「そうか? 二枚が三枚になっているにしても、一枚増えているだけだ。発動条件も厳しい。やはり強欲な壺とは違う」
「うーん……まあ、それもそうか。《イグニスターAiランド》がダブらなきゃいけないんだもんな」
「そうだ。つまり、《強欲な壺》は千円払って二千円を買っているからおかしい」
「『二千円分のものを買ってる』じゃなくて『二千円そのものを買ってる』だもんな~」