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    sushiwoyokose

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    sushiwoyokose

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    話せば長くなりますが、グラント×カインとテリー×ロックを前提にしたボックス×ロックとボックス×カインとカイン×ロック×カインの乱交です。いっぱいみたいので皆さんよろしくお願いいたします。

    sugary裏社会で過ごして来た人間の勘と、日の当たる場所で生きてきた人間の勘とでは鋭さに雲泥の差がある。例えどれだけ警戒心があれ、どれだけ戦いの心得があれ、経験則に基づいた瞬間の反応は本能に左右されるということなんだろう。
    「つまり、やっぱりあのガスヤバいやつだったってこと?」
    「そのようだね。最も驚くべき点は恐ろしさではなく、くだらなさであろうが。こんなものを差し向けて一体何がしたかったのか……」
    「ハニートラップ、ってやつじゃないの? 適当な女抱かせて、情報抜くとかさ。セカンドサウス掌握を果たしたカイン・R・ハインラインがハワード・コネクションとのビジネス交流に加えてギースの息子を預かってるとくれば、その本懐がなんなのか疑りたくもなるってものでしょ。次の目的、とかね」
    「っ……、真面目に話してるとこ悪いけど、長くなるなら外でやってくれねーかな……」
    カインと俺の淡々とした会話に、やたらと息の切れたロックの声が割入ってくる。苛立ちを孕んだぶっきらぼうな声にカインは柔らかな笑みを零し、俺はやれやれと呆れのため息を吐いた。
    スラムでチンピラが暴れていると、街中に派遣している見張りから報告が入ったのが何時間か前のこと。暇だから付き合うというロックと、牽制として姿を出すというボスを引き連れて車を出したところまではいつも通りだった。問題が起こったのは、薄暗い路地にたむろしているチンピラにさて一撃を叩きこもうと息を吐いた瞬間だ。散開しかけていた俺たちの丁度中央をめがけて、爆弾じみたものが投げ込まれたのである。
    恐らくはビルの屋上から放たれたのであろうそれは、サイダーか何かの安っぽいスチール缶だった。しかし開け放たれたプルタブからは白煙がもくもくと立ち込めて、どうにもお裾分けの水分ではないらしい。俺とカインはそれを瞬時に「爆弾」ないし「催涙ガス」と判断して目を閉じ息を止めた。半ば乗り捨てるようにして停めておいた車の陰に、カインがロックを抱えて飛びこむ気配を感じながら、一瞬見えた景色を頼りに缶を探し当ててチンピラの集う方向へ向かって蹴り飛ばす。チンピラどもは打ち返された「何か」に大混乱の様相で逃げまどい、やがて路地には俺達だけが取り残された。
    カインと俺は全くの無傷。ロックは少し咳き込んでいて、それは彼が一瞬の判断を誤ったことを意味している。得体の分からないガスを吸い込んだとなればそのまま放っておくわけにもいかない。すぐさまロックの様子を見分し始めたカインを、俺は酷く苛立った気持ちで眺めた。裏社会の仕事を手伝うというのなら、もう少し警戒心を持つべきだ。いや、彼はあくまでも引きずり込まれた人間であってこちら側の人間ではない。そうわかっている以上、俺が守ってやるべきだった。頭の中で思考が石礫をぶつけ合う。しかし苛立ちの理由がそこまで難しいものではないことは自身が一番よくわかっていた。ロック・ハワードという柔らかな男に、俺はすっかり絆されている。それだけのこと。要は、心配だ。
    ひとまずの異変はなさそうだと呟いたカインの言葉を受けて、無駄な緊張に身体が強張っていたことを知る。悟られない様にふーっと息を吐いて、一旦屋敷へ引き返すことを提案した。チンピラの姿は遠く、見えない。他に騒ぎが起こっていそうな報告もなく、ならば戻ってロックを医者にでも見せるべきだと考えた。カインは俺の短い提案の中に潜んだ思惑を正しく全て拾い上げ、そうしようと頷いて車に乗り込んだ。
    このまま何もなければいい。なんて、らしくもなく星に願ってみたりなどしたものの、素行不良の願い事など空の知ったことではないらしい。屋敷に戻るなりロックの様子は急変した。息を乱し、足元がおぼつかなくなって、俺とカインは顔を見合わせる。慌てて身体を抱えてやると、伝わる体温が随分と高い。やはり毒の類だったのかと舌を打ちかけ、しかしロックが零した小さな悲鳴に考えを改めた。僅かに漏れたその声は甘く、まさしく夜の嬌声そのもの。凛々しく拳を振るう彼からは想像もつかないが、暗黒の血が齎す破壊衝動を鎮めるために何度も身体を重ねている俺とカインにはよく聞き覚えのある声だった。
    ――そうして、今である。
    「媚薬の類は大変だよね、気合でどうにかできるもんでもないし」
    「ひ……っ……!」
    「催淫薬は大概容赦のない効果が出るように仕組まれている、一人でどうにかするものではないよ」
    「あ、ん……っ」
    俺達を狙ったあのガスは、恐らく催淫効果を持った媚薬の類の香だろう。唐突に昂り始めたロックの身体から導かれた結論に、俺とカインの不安げな顔は一挙に悪ガキのものへと変化した。この手の「毒」を解いてやるには無論昂りの解放が必要になる。だが生憎と、ロックは男に可愛がられる形で性を覚えてしまった人間だった。始まりは狼、次いで少し歪んだ愛情表現を持つ叔父、そしてちょっかいをかけたがりの同僚。つまり、長く抱かれる側であった彼は後ろないし第三者からの刺激がなければいくら自慰に励もうと深い発散ができない。年頃の青年は唐突に沸き起こった性欲をどうにか人に見せまいと必死の努力をしているが、一人になってしまえば彼の苦痛は増すばかりだ。それをこの場に居る三人は、誰もがよくよく理解していた。
    「っ、ひ、とりで、する」
    「えぇ? できる? だってロック、ここに何か入ってなきゃ上手に精液だせないでしょ」
    「ひぁ、あ、んぅ……!」
    「ふふ……、酷く濡れているね? これでは女と変わらないな」
    「ぁぁ、ん、んー……っ!」
    タイトな革ズボンの上から、尻の谷間をそうっと辿る。丁度蜜窟のあたりを狙って指先を割れ目に埋め込むと、ベッドに横たわるロックの身体は面白いように跳ね飛んでくれた。次いでカインの掌が同じように尻を撫でると、分厚いはずの生地がじんわりと湿り気を帯びていく。心地よさそうに鳴いたロックは未だ唇を噛みしめているが、その紅眼は酷く潤んで焦点を失いかけていた。
    「いいじゃん、裸が恥ずかしい仲じゃない。一緒に気持ちよくなろうよ、ね」
    「っ……、だ、って……、今、俺……、へん……だから……」
    「ああ、それを治してやろうというんだ。いけないかい?」
    「あ……う……。……っ、が、まん、できなくて、だめなこと、いいそう……」
    「だめなこと?」
    「……っ……」
    「ね、ロック……? 駄目なことってどんなの? 教えてよ」
    蚊の鳴くような声を聞き逃さず、追及の手を緩めない。ちらりと見上げたカインは満足そうに口端を上げて目くばせを寄越した。続けていい、ということだろう。ロックは我がボスの愛しい甥。態度を間違えると後の説教が長くなるから、この辺りの塩梅は気を付けなければならない。
    「や……、っ! ボックス、だめ、っ……、ばか、前……っ、さわっちゃ……あ……!」
    尻を探っていた手を前に回して、窮屈そうに膨らんだ下腹部をぐにぐにと揉みしだいてやる。二、三度でロックの腰が不規則に震えだし、やがてそれは痙攣に変わった。独特な雄の匂いがぐっと濃くなる。たったこれだけの刺激で、どうやら上り詰めてしまったらしい。
    「ぁう、う、はぁっ、はー……っ、はー……っ……」
    「あれ、もうイっちゃった?」
    「っ……、う……ぅー……」
    「ロック? お、わ……ッ!」
    ぜぇぜぇと肩を震わせるロックが、涙を零しながらきっとこちらを睨んだ。その刹那、ほとんど力を失っていた彼の手に襟元を捕らえられて視界が回る。手合わせでよく食らう投げ技だ、と頭が理解した時には天井とロックの顔が見え、しなやかな技を決めた若い手は俺のベルトを乱雑にひっかきはじめていた。
    「……っ、だめに、したの……おまえ、だからな……」
    「……。ふふ、だから、何が駄目なの?」
    「こういう、エッチなこと……! なかにほしい、だとか、めちゃくちゃにしてほしい、とか、そんなの……、恰好わるいのに……!」
    プライドが折れているのか、一度の絶頂で更なる興奮が襲ってきているのか。ロックはぼろぼろと大粒の涙を零しながら、とかく俺の性器を露にしようと必死に金具と格闘している。恥じらいながら甘えを吐き捨て、いじらしく雄を求める姿に欲情しない男はきっと人間ではないんだろう。努めて冷静でいる自信はあるが、これは不可抗力だった。
    「……かーわい。この純情なティーンエイジャー、誰が育てたのカイン?」
    「テリー・ボガードだが、これは天性だろう。あれは狙って囲い子を仕上げられるような打算的な男ではあるまい」
    「じゃあ感謝は神に? 気に食わないな」
    「英雄にだって気に食わんだろう。本人にしてやればいい。……そら、『ロック』。こんなに猛って可哀そうにね……。手伝ってあげよう、だから泣かないでいい」
    妖しく笑ったカインが、躊躇なくシャツのボタンを外していく。さっさと裸体を晒した男は、その高価な衣装が床に落ちていくのを気にせずロックのジャケットに手をかけてしまった。赤子をあやすような手つきで甥の衣装をはぎ取った青年は、芸術品のように整った顔を艶やかに紅潮させながら俺のベルトも力強く引き掴む。
    「まったまった、ムードとかないの」
    「何もない夜ならばそれも悪くないが、ロック君を見たまえ」
    「っ、ふー……、ふー……!」
    「これ以上の我慢は地獄だろう。ほら、腰を上げる」
    「ぐえ、わかった、わかったからカイン……! 脱ぐ……自分で! このベルト気に入ってんの、千切れたら困る!」
    そんな野蛮な真似はしない、とでも言いたげな視線を刺されながら、ボスに倣って衣服をばさばさとベッドサイドへ落としていく。正気に戻ったロックが目くじらを立てて怒りそうな景色だが、ひとまず後のことは考えるのをやめることにした。下着を剥ぎ、勃起した性器がぶるりと露になればロックの喉が盛大に「ごくり」と唾を飲みこむ音を立てる。
    「あ……」
    「ふふ、物欲しそうな顔だ。これが欲しかったんだろう? ボックスに強請ってはどうだい」
    「ね、だる……? ねだる……。……ん……」
    うわごとのように言葉を繰り返したロックは、再び俺の上に馬乗りになると、片手に収まってしまいそうな小さな尻を凶悪と言って過言ではない楔の上に擦り付けてくる。
    「う……」
    「ボックス……、おれと……、おれとセックス、しよ……。はら、貸すから……ちんぽ、かして……」
    「……、ふーん……。カイン、あの媚薬の出所、とっとと潰したほうがいいよ。今回は俺達がいたからいいけど、これ、ロックだけだったら大変」
    「同感だ、早急に対処を検討しよう。この夜が終わった後に、ね」
    うっとりと笑ったカインが顎でこちらを指し示すので、何かと思えばロックが自らの尻をはしたなく押し開いているところだった。震える指先で蜜窟を拡げた青年は、反り立つ俺のイチモツを迷いなく腹の中に飲み込んでいってしまう。受け入れることに慣れ切った内壁は今まで味わったどんな夜より熱く、狭い。
    「うっ……、わ、きっつ……!」
    「あ、ぁあん……ッ! あ、ぁあ……っ、や、ばい、きもちいい……ッ……! これ、すごい、っ……すご、いぃっ……!」
    「あ、おい、ロック……っ、く、っぁ、うそだろ……!」
    休むことなく奥まで楔を受け入れたロックは、熱を馴染ませる暇もなくゆらゆらと腰を揺らし始める。間もなくぐちゃぐちゃと淫猥な水音が鳴り始め、積極的な律動はこちらの熱を容赦なく焚きつけた。
    「はっ、っはぁ……っ、はは、すご……。ロック……、自分がなにしてるか、わかってる……?」
    「んぅ、う、ぁあ、あ……! ああ……っ、ボックス……、きもちい……っ、ふふ……っ、おく、まで、ずぶずぶ……っ、って……!」
    舌足らずな言葉が響くが、どうやらこちらの問いかけに応えているわけではないらしい。奥へ奥へと熱塊を受け入れるロックは何度も絶頂に上り詰めているようで、腹の間で震える性器はぶしゅぶしゅと乱雑な射精を繰り返していた。
    「ふふ、聞こえていないらしい。しかし……妬けてしまうな。ボックスばかり求められて、私もそれなりに君を愛しているつもりだがね『ロック』?」
    求めた快楽で満たされて行くうちに、頭が呆けてきたのだろう。ぐらぐらと芯を失い始めたロックの身体をカインが支えて、色づいた首筋に口づけを落としていく。
    「あ、あ……? う……、カイ、ン……?」
    「ああ、こんなに真っ赤になって……どこまでも愛しいな、君は。ボックスの性器はそんなに美味いかい?」
    「ん……、おい、しい……。もっと……」
    「だそうだ。私はもうしばらくお預けだな」
    軽やかに笑ったカインは、そのままロックの小さな乳首を弄り始めた。その高貴な見目に似合わず、カインの腕には暗黒の炎による火傷が広がっている。ごわごわと固まった皮膚に鋭敏な飾りを押し込められ、ロックの腰は俺のいちもつを食い締めながら何度目かわからない絶頂を迎えた。
    「んぁ、やぁ、むねっ……、あぁー……ッ!」
    「っ、っふ、ロック……、すごい……、俺ももう、出そう、なんだけど……」
    「ぅ、っぁ、っ……イ、く……? いいよ、ボックス、いっしょに……ッ、イって……!」
    「う、っぐ……」
    はしたなく、艶やかな堕ちた夜。それに到底似合わない、慈愛の瞳が俺を見た。誘われるようにして奥を突き、同時にぬかるんだ肉壁がきゅうと肉棒を締め付ける。そこで理性を手放せば、欲望の解放は簡単だった。あふれ出した白濁がロックの内側を汚していくのを感じながら、襲い来る達成感と罪悪感に板挟みにされる。
    「はぁ、……はぁ、ッ……く……。ふー……、ふー……ッ」
    「きゃ、あ……っ、ん、ぅ……! っは、っはぁ……、あ、ああ……なか……が……」
    普段ならば達するたび固まって動かなくなるロックが、さらなる快楽を追い求めてぐちぐちと腰を揺らしている。まだ、薬の効果は続いているようだ。ならばもうひと試合付き合ってやろうかとこちらからも腰を突きあげようとしたその瞬間、大きな掌がぐっと俺の鳩尾を圧す。
    「ぐぇ」
    「ふ……、お預けをするようで悪いが、交代だ。『ロック』、少しボックスを借りても?」
    「ん……? ……ん……、あ……カインも、する……? いいよ……。きもちいいの、我慢……するの、くるしい、もんね……」
    執着するように性器を貪っていたロックは、カインの一言をすぐさま理解してずるずると楔を吐き出した。少し理性が戻ってきているのだろうか、いや、それにしてはまだ言葉尻が甘ったるい。
    「……本当に良い子だ、誰が育てた?」
    「テリー・ボガードだけど、多分あれはロックの持ち前。可愛い甥っ子に我慢させていいの?」
    「あまり連続で抱いては潰れてしまう。身体を壊しかねないからね。少し休憩だ。また可愛がってやれ」
    「俺の心配は?」
    「グラントの修行に耐えた男の身体に気遣いは不要だな」
    べしゃ、と隣に頽れたロックを愛おしそうに撫でつけて、カインは甥と入れ替わるようにしてひらりと俺の上へ乗り上げてしまった。同じように開かれた下肢は、ロックほどではないが少し濡れている。見ている間に解したんだろう。カインもまた、抱かれ慣れた男だった。
    「あまりに可愛らしいセックスを見たものでね、大人げなく昂ってしまった。私も満足させてくれるだろうボックス?」
    「はは……、しょうがないね。……おいで、カイン」
    うっとりと笑うボスの身体に、熱いままの楔を埋める。艶やかな夜の終わりは見えず、胸に宿る不埒な高揚も一向に冷めやらない。歪に溢れた愛情は、しかし確かな熱をもって俺たちを結び付けていた。

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