電脳世界で堕ちていく「あっはっはっ、シン、妖精服似合わねー!」
「うるさい!」
俺はシン、笑ってる方がアスカ。VRoid製のアバターだ。マスター(うp主)の趣味で作られた。
「女モノ着るようなカスタムしてないんだから、似合わなくて当然だろ!」
「だよなあ、マスターもちょっと引いてたなあ」
よそ様の男子モデルは普通に着こなしてたのに、とマスターは嘆いていた。
よそはよそ、うちはうちだろ。センスの問題じゃないか。
「まー、アプデついでに構ってもらえただけマシじゃないか?マスター、今三人目作ってるんだろ?」
うちのマスターは同じキャラクターしか作らない(作れない)。俺は一人目、アスカは二人目、今作っているのは三人目だということだ。
「そーだな、何か俺らベースのモデルを改良してるとか…」
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