おひさま 「エラン!コイツにっ、コイツに何をした」
彼の青い瞳は私を映していた。エランが戻っても近くに人の気配を感じる。しばらく唇をかみ締めて下を向いているとバサリという音と共に暗くなる。それが上着だと気付いた頃、狭くなった視界からはグエルの後ろ姿が見えた。
御三家同士の決闘が始まる。余計な賭けだなんて口を挟んだけどほんの少しだけ嬉しかった。
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「これ……どうしよ」
視界の先には彼の服。どうしたらいいか分からず持って帰ってきてしまっていた。
「それ、どうしたの?」
「みなさん!えっ、えっと、あのあのっこれっお洗濯したくって」
「そっか」
「それで、何に悩んでるわけ?」
ミオリネさんらは私に問いかけた。
「ええっと、その、洗濯の仕方、知らなくって……っ教えてっ頂けないでしょうかっ!」
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