ゲゲ謎感想・男尊女卑の表現
あからさまに女をバカにするようなセリフとかは少なかった気がするのが好き
悪意とかはなく、男は女より上という考えがぼんやりある感じが昭和31年のリアルだったのかなーという雰囲気
東京はちょっとずつ女性も活躍してる感じもあるけど
ゲゲ謎の序盤は昭和史を学べる
時貞翁の妻の話は一切出てこない(出てこなかった気がするけど見落としかも)し、女がほぼ歴史に食い込まないというか関係ない感じ
・時弥、時貞の子では
これ長田の子か時貞の子かどっちだろ〜と思ってたんだけど、「時」がついているし遺言にも記すあたりやはり時貞翁の子供なんじゃないかな
依代にするのも血縁あった方が良さそうな気がするし
あと時弥が継いだら乙米が仕切るのがもう院政とか摂関政治とかその辺のやり方すぎる
昭和どころか戦前(戦国時代前)ですよおじいちゃん
・孝三の存在
孝三に「時」つけてないけど、嫁とってその子供に時って付けたかったのでは
時貞→時麿→孝三の息子だったらしっかり男系の男性で存続していけるし……
ただ孝三が心をなくしてしまったから庚子の息子を時麿の次に置くことになったのかな〜と思った
自分の血を入れることを重視するなら、そもそも孝三の子孫にあとを継がせる気はなかったことになるからわからん
・時麿を依代にした?
時貞翁が時弥に入り込んだのは時弥が「助けておじいさま」と言った時で、時麿が死んでからそんなに日数は経っていないのに「抵抗した」と言っていた時貞翁
つまり抵抗しなかったような前例がある気がしてこれが時麿?
最初の泣き出したシーンとかそのあととかで時麿の魂と入れ替わってて、あの時麿はもう時貞翁なのでは
沙代は「時麿も時貞翁のように襲ってきた」という内容のことを言ってるけど、それは時貞翁が時麿の姿で襲ってるから、そりゃ時貞翁のようにしたって話の可能性、無いか?
・長田の妻死んだ時の反応思い出せない
長田、庚子が死んだ時どんな反応してたっけ〜!?ここ絶対2周目する時見る
そしてその上で乙米を失うシーンと比べる
なんで裏鬼道が龍賀に協力してるのかとか、どうやってあそこまでの信頼を築いたのかとかのアナザーストーリーがほしい
・沙代も水木を道具として扱ってないか
水木は沙代の気持ちを「龍賀の情報を知る」という目的のために利用してた側面があるけど、沙代も「龍賀からの解放」という目的に水木を利用してない?
沙代の「運命の人」という表現は嘘では無いと思うけど、そもそも外の人を全然知らないわけて、いざ東京に行ったらそれはそれで苦しかったんじゃないかな〜
水木も「利用していた」とはいえ恋慕がないだけで情はあってちゃんと助けようとしてるし、ゲゲ郎を助けに行く時も「先に行っていい」と言ってる
水木と沙代の「利用」と「情」の割合って近かったんじゃないかなと思うし、だからこそ沙代が消えた時の悲しみ方とそこからの切り替えが飲み込みやすい
「アッサリしすぎじゃない!?」とならない、だって水木の最終目的はもうあの時はゲゲ郎を助けることだもんな
・水木一度死んでる説
あの桜の木のシーン、死んでるとしか思えないなやっぱり
でも2周目とかしたら変わるかもしれない
一度死ぬ→桜から出ている幽霊族の血で生き返る
の流れが個人的にしっくりくる
外傷はなかったけど目とか鼻から液体入れば摂取判定なのでは……?