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    tenseinow

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    tenseinow

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    サークルカット用に描いた月島くん

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    lychee_lulled

    できた書き直したらまとまり良くなって書き終われるかなって思ったらまだ全然終わらないみか宗の心中ごっこのやつ→完成した「おれたちは、多分まだ死なへんと思うから、お師さんと死にかけてみたい」

     どうして、と尋ねたのに影片は答えなかった。君はいつも、自分の考えをまとめて言葉にするのが下手だ。うーん、とひとしきり悩んだ後、そうしたいっておれが思ったからかも、そう言って僕を抱き寄せて、首筋に顔を埋める。

    「……僕は君に何か心配をかけた? 不安になった?」
    「そんなんじゃないよ」

     湿った吐息が肌をくすぐった。視界の端で跳ねている髪を落ち着かせるように、頭を撫でてやる。指を入れて髪を梳くと、首筋の皮膚の柔らかいところに影片の鼻先が押しつけられた。彼の鼻の形が歪むといけないからやめさせたいけれど、頭を退かせたあと、影片の目を見たらなんとなく僕はだめになってしまいそうで。

    「そんなんじゃないんやけど、なあ」

     いつのまにか僕の背に回されていた影片の腕の力が強まる。ああ、君も。僕にその顔を見せたくないのなら無理にそうしなくてよかったと思う。



    ==========


     『僕と死にかける』ために、練られた企画書を差し出されたけれど、中身は確かめないまま影片にそれを返した。見んのか、と影片は少し残念そうな 7034