いーすわ、どーせ銀星が送ってくれるんすもん/銀大「ぅぃーす」
「お疲れ様…」
シャワーを終えた大牙はポニーテールをひとまとめにしてヘアバンドしてる。服はレストラン衣装から着替えていていつもの私服に変わりはない。変わりはないけど何か違和感がある
「あれっ…」
「なんす、探し物すか?」
探し物と言われて反射的に自分のロッカーを確認する。服はある、持ち物もたぶん無くしたものはない…鏡を見ると店での自分の姿が写っている。髪のセットも申し分ない、手製のアクセもきちんと研いてあるから少し照明が落とされたレストランホールでも存在を示してくれる「銀星の名に恥じない存在感」そう、店でのいつもの自分の姿だ。探し物?あれ…ところで俺は何を探してたんだっけ…
「違和感…んーっ」
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