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    『ゴールデンカムイ』私論——白杉における心理的補完の分析・なぜ白杉なのか?・白石と杉元が特別である理由とは?裏切り者は殺す、でも白石は助けたい杉元は不死身じゃない軽薄に見える白石のクソデカ感情逃げない脱獄王結論:白杉が最高な理由衝撃の事実「白杉は原作に書いてある」
    こんなことがよく言われていますし、私もその見解に同意します。
    とはいえ、その魅力がどこにあるのか、疑問に感じている方も少なくはないでしょう。
    ・なぜ白杉なのか?・白石と杉元が特別である理由とは?そんな推しカプに迷えるオタクのお悩みを、ボーイズラブ専門家、左右相手固定一攻一受神聖婚姻アドバイザー、白石由竹くん限界オタク、白杉ガチ勢の観点から解決します。
    あなたの推しカプ生活をよりよいものにする可能性が高いので、ぜひご一読ください。


    【白杉が最高な理由】
    (1)裏切り者は殺す、でも白石は助けたい
    (2)杉元は不死身じゃない
    (3)軽薄に見える白石のクソデッッカ感情
    (4)逃げない脱獄王


    本稿では、原作の場面を振り返りながら【白杉が最高な理由】を4つのチャプターに分けて解読していきます。

    裏切り者は殺す、でも白石は助けたい
    杉元は裏切り者は躊躇なく殺します。旅の道連れで一度は行動を共にした相手であっても容赦しません。
    それなのに、土方と内通していた白石が第七師団に捕まったとき、杉元だけが「助けたい」と言い出したのはなぜなのでしょうか?
    私には白杉だからだよ…としか思えませんが、この件はアニメ声優のオーディオコメンタリーなどでも話題に上っていました。演じた立場からは明確な答えがないようです。

    「お前を信じてたから助けようと決めた」(原作10巻99話、アニメ2期17話)
    刺青人皮の写しは偽物で、白石は裏切っていなかった。網走では白石が必ず役に立ってくれる。だから杉元は白石を助けた――と説明されていますが、それだけでは語り尽くせない何かが杉元の行動の背景にあるのではないでしょうか。
    白石は安全だと杉元は直感しているのかもしれません。危険を察知する野生動物のように、当人にしかわからない判断基準が杉元の中にあるかのようです。

    二人の初対面では、川に落ちて取引した時点で、杉元は「金塊は諦めて北海道を脱出しろ」と白石に助言し(原作1巻7話、アニメ1期2話)敵対しながらも特別な関心を示します。
    次に会ったら入れ墨を引っ剥がすとも脅していましたが、次は第七師団に捕まって大ピンチに陥った串団子の杉元を白石が助けに現れることで二人は再会を果たします(原作3巻18話、アニメ1期5話)。
    片っぽ靴下を交換したまま、二人の間には奇妙な連帯感が生まれることになります。

    杉元は不死身じゃない
    「戦場では自分を壊して別の人間にならないと戦えない」(原作10巻100話、アニメ2期17話)
    家族を結核で亡くし、寅次を救えなかった杉元は、自分だけが生き残った罪悪感に苛まれ「役立たず」な自分を罰することをやめられません。
    「俺は不死身の杉元だ」という詠唱は、優しい自分を抑え込み、非情な別の自分を呼び出すための自己暗示のトリガーとして描かれています。
    杉元が前向きな気持ちで自分を鼓舞しているわけではないことに注意が必要です。

    「こんな傷の杉元が走り続けられるわけねえ!」
    「俺の足が止まったら……白石 お前がアシリパさんを網走監獄まで……」(原作10巻98話、アニメ2期17話)
    作中の登場人物は一様に、どんな武器でも殺せない戦争の英雄に仄暗い期待を込めて「不死身の杉元」の幻想を抱きます。
    しかし、白石だけは杉元を等身大の人間として見ているのです。
    あるいは、初めて会った直後に川に落ち、互いに命を預け合い、助かったことを二人抱き合って喜んだ白石にとっては、その後の杉元を「不死身」だと思うことはできないかもしれません。
    意識的か無意識かはさておき、白石が杉元を不死身だと思わないこの態度は、結果的に杉元の信頼を引き出しています。
    この点で、杉元が他の誰とも違う白石に惹かれていることがわかります。

    「杉元!!立てるか!?」(原作26巻259話)
    物語の終盤、麦酒工場で再びアシリパが連れ去られ、悔しさを滲ませる杉元は「この…役立たず!!」と自分自身を叱責します。
    「不死身」たり得ない「役立たず」な自分を罰し続け、限界まで傷付き、とうとう動けなくなってしまった杉元を、火災の中から救い出してくれるのが白石です。
    そう、作中で散々「役立たず」と言われてきた白石だったのです。
    白石は「不死身の杉元」という役目を杉元に手放させてくれる存在であり、白石といれば「不死身」でいなくてもいいと、杉元は本能的に直感している。
    だからこそ白石に惹かれて、深い信頼を寄せたのではないかと推察できます。

    軽薄に見える白石のクソデカ感情
    獄中のエピソードで、白石は隠し持っていた"オオセンチコガネのセンちゃん"を寂しいときの話し相手だと弁明し「逃がすから殺さないで」と看守に懇願します。
    しかしその後、「俺の大切な友達だよ。殺さないでくださいね」と念を押した"ミヤマクワガタのミヤマちゃん"を、おそらく白石自身が手にかけ、その空っぽの亡骸を脱獄のトリックに利用しています。

    「一番大事な脱獄の心得を言い忘れてた 脱獄は一人で実行すること」(原作9巻84話、アニメOAD第二弾)
    コミュニケーション能力に長けている白石は、脱獄のために味方を作ることはあっても、決して連れていくことはしません。
    シスターに会いたいという利己的な目的のため、常に勝ち馬に乗り、分が悪ければ早々に逃げ出し、自分だけが助かるよう軽薄に振る舞うのが白石という人間でした。
    そんな白石の人生を大きく変えることになったのが杉元との出会いです。

    「まだ俺を騙すのか?正直に言えば許したのに…」(原作9巻90話、アニメ2期15話)
    白石の夢の中に現れた杉元が「正直に言えば許したのに」と語る言葉は、白石自身が"正直に言えば杉元は許してくれるんじゃないか?"と気付きかけていることを示唆しています。
    夢の中の杉元の信じた相手に裏切られた悲しみは、白石が誰のことも信じられなかった悲しみをそのまま反映している構図です。
    ずっと誰かから信じてほしかったし、誰かを信じていたかった白石は、杉元と互いに信じ合える関係を夢に見るほど渇望している。それでも殺されるのが怖くて正直には打ち明けられない。
    裏切りの中でしか生きていられなかった白石の孤独と、杉元への巨大感情が浮き彫りになっている印象的な場面です。

    逃げない脱獄王
    "脱獄王"の白石は杉元から逃げられない。自らの意思で逃げるのをやめたというほうが正確かもしれません。
    杉元の信頼を勝ち得た白石は、彼から大切な頼み事を託されます。しかし、網走への潜入は大混戦となり、杉元が生きているのか死んでいるのかもわからない状況で二人は離れ離れになってしまいます。
    命懸けの危険な旅の途中、一度はアシリパを連れて逃げようとする白石でしたが(この時点で「脱獄は一人で実行する」という白石の信条を破っている)、杉元との約束を果たすために旅を続けることを決意します(原作17巻164話、アニメ3期30話)。
    杉元のことしか頭になかったくせに「ロシアには金髪のオネーチャンと遊べるところがあるんだろ」などと気が変わった理由をごまかす白石の言動から、杉元への深い愛情を軽薄さで覆い隠してしまう傾向も見て取れます。

    「湿っぽいサヨナラは嫌いだぜ」(原作31巻314話)
    悲しい別れの瞬間を避け、何も言わずに杉元の前から姿を消す白石。杉元と離れるのが名残惜しくて、湿っぽくならざるを得ないことを、白石自身が一番よくわかっているのです。
    それから二人がどうなったかというと、三年もの歳月が過ぎた後、白石は手紙で杉元に居場所を伝えています。
    音信不通のまま逃げきることもできたはずなのに、わざわざ足がつくような証拠を残す行動は、心のどこかで杉元と繋がっていたいと願う白石の巨大感情の証左だと断言できます。杉元と過ごした日々を、白石は生涯忘れられないのではないでしょうか。
    白石が他でもない杉元に手紙を送ったのは、自分を捕まえてくれる、逃げることができない唯一の相手だと信じているからです。

    ところで、
    ・いざとなったら逃げられるから気軽に捕まる白石
    ・いざとなったら殺せるからみんなに優しい杉元
    似た者同士で気が合うのかもしれません。

    結論:白杉が最高な理由
    杉元にとって白石は、「不死身」の幻想を打ち砕き、優しさも弱さもある人間らしい杉元を肯定してくれるただ一人の存在であることが明らかです。
    一方、白石にとって杉元は、孤独や裏切りを忘れさせ、互いに信じ合う喜びを教えてくれる、ただ一人の運命の相手です。
    『ゴールデンカムイ』における白石と杉元は、深い愛情に裏打ちされた関係性として、互いを求めて惹かれあっている姿が明確に描かれています。


    いかがでしたか?
    白杉が最高な理由、それは【互いが唯一無二の特別な存在だから】です!
    このことから、白杉が原作にしっかりと描かれていることが確定的に明らかになりました。
    この記事が気に入ったら、ぜひ原作の白杉名場面をもう一度読み返してみてください。
    それでは皆さん、よい白杉ライフを!
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