無題私には小学から中学までずっと同じクラスの男の子が居た、夏油傑くん、女の子に優しいのにどこかズレててそれでも誰かの為にという人で身長も高くて顔もかっこよくて運動もできて勉強もできるからモテモテだった。
そんな彼の秘密を私は知ってる、彼は他の人には見えないモノが見えて飲み込めるというのを…
「あれ?傑くん?」
高校3年の夏、暑くてバイト行きたくないけども両親に専門学校進学したい条件で学費とかは出すから部屋代は稼ぎなさいと言われて稼がないといけない、そんな日に私は傑くんと再会した。
「久しぶり!」
「あぁ…久しぶりだね」
僅かな年数で傑くんはすごい大人になっていた、私が近くに寄って話せば傑くんは昔と変わらなく話してくれる。
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