ゲキのことを好きなイを愛してるナブ
荘園でイは死んでしまって、ナブはイの遺品をゲキに届けにいく。
ゲキはイと結ばれるために、家族が持ってきた縁談を全て断わっていたため、家を追い出されてしまっていた。
ナブがイの遺品をみせるとゲキは泣き崩れて、いまにも死んでしまいそうだった。
「私がダメだったらゲキのことをよろしくね」とイに言われていたナブはゲキの世話を焼くようになる。
男女で暮らすことになったが、どちらも愛した男を忘れられず、互いに互いを通してイの面影を見ているため、毎夜別の部屋で眠り、性事とは遠く、朝起きればイの墓を掃除した。
イの墓を掃除し、イのことを互いに話しながら朝食をとり、時間をずらして墓参りしては、ふたたびイの話をする。
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