「お茶」圧倒的強さ、俺が求める強さを体現したような方だサイタマ先生は、そして何より優しいお方だ、俺が初めて先生の家に訪れた時当たり前の様にお茶を出してくれた、サイボーグである俺にまるで客人をもてなすように当たり前にお茶を出してくれた。
「(お茶・・・・・)」
「ん?飲めよ、熱いの苦手とか?」
「いえ・・・熱感知は出来ますが火傷をするわけではないので」
「ふーん、あっち!熱すぎたかな」
その後怪人が襲来したのでお茶を飲めずに終わったがその後再度訪れるとまたお茶を出してもらえた、強い人なのに、こんなに優しくて至高のお方だ、この人の側に居れればその強さの秘訣を見つける事が出来るだろうし、俺ももっと強くなれるかもしれない・・・そう思いながら荷物を背負い先生を見つめた。
「おーい、起きろジェノス、朝飯だぞ」
「・・・・・・・・・っ!!えっ・・・あっ・・・先生・・・っ」
「起きたな、おはよ、ほら朝飯食っちまおう」
「・・・おっ、おはよう・・・ございます・・・先生」
テーブルには簡単に用意された朝食が二人分向かい合わせに用意されていてお茶からは湯気が上がっていた。
サイタマ先生が座ると先に頂きますと手を合わせて言ってから食べ始める、俺は・・・先生にご飯を用意させてしまった!!
「っ、先生、すみません、朝食の準備をしていただくなど」
「ん?いいって、それより冷めるぞ?早く食べろよ」
先生は呆れて笑いながら向かいを指差した、向かいに座り手を合わせて頂きますと言うと、どーぞ、と返されてお茶から飲んで・・・染み渡る様な温かさにうまいですと言うとそっか!と先生は笑って返してくれた。