㌧探索者人外化【洋介】
マーマン:水中に生息する種族。美しい容姿と声を持つ。 手の指には小さな水掻きがある。→洋介は音痴なので歌で人を魅了することは出来ないが、 妹達に話しかける優しい声には安らぎを与える力がある。
【成実】
獣人(九尾狐):尻尾が九つに分かれた狐。泰平の世や明君のいる代を示す神獣。 →成実は由緒正しい血統を持つ九尾であり、神獣であることに誇りを持っている。豊かな毛並みは黄金に輝き、満月の夜は思わず息を飲むほど程美しく艷めき見たものを魅了する。
【佐久間】
ダンピール:人間とヴァンパイアの間に生まれた半魔半人。生まれながらに人並外れた美貌を持つ。大抵は生まれてすぐ に死んでしまうが、成長すると不死である吸血鬼を殺す力を持つ。→佐久間は吸血鬼を殺す特別な力を持つ一族の息子だが、本人は吸血鬼ハンターになるつもりは微塵もなく、勝手気ままに生活している。人間を誘惑することが好き。
【梅之助】
ヴァンパイア:人間の血液を吸う怪物。自身の血を分け与えることで人間を眷属にすることもできる。→梅之助は由緒正しきヴァンパイア一族の嫡男だが、人間の血液が苦手で生まれてから一度も血液を飲んだことがない。血液を摂取しなくても飢えと渇きに苦しむことはなく、また日光の下も平気に歩けるため一族の中では問題児扱いされている。梅之助は血液よりもトマトジュースと赤ワインが好き。
【竹中】
鬼人:人間の姿をとり、口は耳まで裂け、鋭い牙と角を持つ。怪力の持ち主。→嫌われ者が多い鬼の中で、竹中は人間と共に生きる数少ない鬼である。人間からの信頼も厚く、よく持ち前の怪力で人々の生活を助けている。
【真中】
キマイラ:複数の動物特徴をかけ合わせた耳や尻尾や翼等を持つ、人間型の種族。→真中は「獅子」の強靭な四肢、「竜」の翼、「山羊」の角と義理堅さ、「蛇」の尾と狡猾さを合わせ持つキマイラ。しかし「蛇」の特質を強く引き継いでいるため寒さにはめっぽう弱く、冬場や雨の日は巣穴の中で一日中寝ている。
【咲里】
エルフ:尖った耳が特徴の、森に住む長命の種族。個体が一番美しくある年齢に達すると体の成長が止まる。華奢で非力だが運動能力が高い。→咲里は優に200歳は超えている。年齢を聞かれると得意の魔法をぶっぱなし、辺り一面を焼け野原にするほど激高する。
【獅音】
獣人(黒豹):半身半獣。運動能力が高く、好戦的である。→脚が速いのが自慢でよく草原を走り回っている。声をかけなければ1日中走り続けるくらい夢中になることもあるらしい。
【夏帆】
マーメイド :水中に生息する種族。美しい容姿と声を持つ。手の指には小さな水掻きがある。→夏帆は歌うことも好きだが泳ぐことも好き。イルカや魚群を追いかけて数日間帰ってこないということがしばしばあり兄妹達を心配させる程マイペースである。
【青嵐】
烏天狗:烏の嘴と羽を有し、山伏の装束に身を包み、羽団扇を持つ。神通力を得る程の修験者の成れの果て。→青嵐は高いところが好きでよく木の上から遠くを見下ろしている。山から離れることができない彼は遠くに見える海に憧れを抱いているんだとか。
【ザック】
サイボーグ:改造手術によって機械化された人間。必要に応じて完全戦闘形態に「変身」できる。→改造するのはもちろん自分。ずぼらなのでより快適に生活できるように、自分のライフスタイルに合わせてたびたび機能を更新している。
【千紘】
樹人(葉花人):人型だが髪や手足が木や葉で出来ている。寿命自体は人間より長く200年は生きる。→千紘はとても少食で栄養のある水が主な主食。たまに花の蜜を吸うこともあるが魚や肉は食べない。
【海崎】
ラミア:上半身が人で、下半身が蛇の亜人または魔物。→海崎は蛇の特性上乾燥に弱いこともあり、いつも光の届かない場所で活動している。余程気にいられたものしかその姿を見ることは出来ない。
【ウィル】
異形頭(インク壺):人間の体に、人間の頭とは異なる形の頭(インク壺)がついている。→ウィルは人里離れた教会で神父をしている。どうにか彼の心を読み取ろうと瓶の中に目を凝らすが、どんなに目を凝らしてもただ黒檀のインクが揺れるばかり。
【環】
ケットシー:二足歩行する猫の姿をした妖精。「冒険」や 「恩返し」を美徳とする。→環は、よく一人で行動し迷子になる一族の問題児。好奇心旺盛な彼を止めることは出来ない。被毛は三毛猫のもの。
【一成】
獣人(狼男):半身半獣。満月の光によって狼に変身し、おもに人の血や肉を求めてさまよい歩くが、夜明けとともに人間に戻る。 →一成は制御の効かない自身の力を恐れている。彼は本当に大切な人ほど自身から遠ざけ、自身の牙から守ろうとする。
【聡巳】
タイタン:体が大きく防御力、攻撃力が高い。代わりに回避能力が低かったりする。→聡巳は山に魅了され、山と共にあるうちに同化した。あなたの知るあの山は、彼の身体の一部かもしれない。
【鷹司】
竜人:竜の力を色濃く持つ。2mを越える大柄なものが多く、全身が鱗で覆われている。→竜人は力が強いものが多いが、鷹司は生まれつき体が弱く、争いを好まない。鱗は黒く輝いている。
【アリー】
宝石人:宝石の体を持つ、人型の鉱石生命体。宝石の体には、大量の超能力エネルギーが内包されている。自身に生えている宝石は、穢れきってしまうと病気になりやすくなる為、最低でも一ヶ月に一度は清める必要がある。→アリーの身体はガーネット(柘榴石)で形成されている。目的のためなら自身の身体をも砕いて利用する。
【ニコラ】
オラトリオ:背中に天使の翼、髪に花を生やした、天の御使いとも呼ばれる神秘的な種族。→ニコラは自身を神の使いと信じて疑わない。よく綺麗な翼と髪の毛を人間に自慢するために人里まで降りてくる。
【花野井】
モール・フルーリール:エルフのような尖った耳を持ち、瞳の中には花が咲く。髪に魔力を蓄えていて、溜まるとところどころ変色する。個体が一番美しくある年齢に達すると体の成長が止まる。→花野井は綺麗なものが好きで、毎朝花に魔力を注ぎ世話をする。花野井が通った道の花々は数日間、不思議な光に包まれているそう。
【マサ】
有翼人:黒い羽と尖ったエルフの様な耳を持つ。 感情が高ぶると瞳の色が深くなる。飛行能力に長けており国を渡る程の飛行力を持つ。→元来有翼人は指輪を左右の手に対に着ける習性があるがマサの指輪が一族の中で最も美しい。また羽の手入れにも余念がなく、その艶めきは異性も嫉妬する程である。