マフィ麺共闘(クーク×カスタ)『 ーーっ』
冷たい金属の感触が首筋を伝い、
質の悪い資料用ビデオテープから何度も聞いた
ある男の声がした。
「生かしておいて欲しければ、ここに居る理由を言え。」
後ろから腕を回されナイフを突きつけられている状態で顔の確認はできないが、
コイツは間違いなくボクがいつも追っているマフィンファミリーの殺し屋。
『は?ボクが命乞いをするとでも?やれるものならやってみなよ。』
とまぁ煽ってみたがコイツはボクを殺す気はないようだ。
通常なら邪魔なところに居た警察を理由の如何に因らず殺すだろう。
不覚中の不覚だが何故コイツはここにいる。
今日の目的はお前らではない。
『今ボクは仕事中で忙しいんだ。話し相手が欲しいなら他を当たってくれ。』
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