【AYAKA>とある島民】アラミタマによって、大切なものを失うシーン。 細切れになった紙の切れ端が、はらはらと舞い落ちてきた。
いくつも、いくつも、……
ゆっくりと――
何が起きたのか分からなかった。
「危ない!」と鋭い声がした、気がする。
そのすぐあとに、何かにはじき飛ばされた。
一体なにごとか?
尻もちをつき、反射的に閉じていた目をあけて周りを確認しようとして……
視界に飛び込んできたのが、その光景で。
舞い落ちてくる紙の切れ端。
それが何であるか、半ば理解し、理解し切ることを心が拒んでいた。
足先に、比較的大きな切れ端が落ちてきて、それを視界に入れてしまう。
それは、"推しカプの二人が見つめ合っているコマ"で……
「あ……あ、……あ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっ」
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