AB純愛物語 ~馴れ初め編〜『私ね、A弥の事が好き。』
いつも何気ない日常の中に埋まらない何かを見つけた気がした。ーーーー
私の名前は、クラスメイトの人気者で、学校では知らない人は少ないくらいの有名人。
そんな私はあらぬ噂を立てられ放課後苛立ちながらも旧校舎へと向かう。ーー
しかし旧校舎に着くもその噂を流した本人はおらず、待つことにした。
待っている間は、先に来ていたC太と後ろから着いていたD音と喋ってA弥を待つことにした。
やがて、A弥が来た。
『...やあ』 と何食わぬ顔でA弥は言う。
『やあじゃないわよ、あんたのせいでこっちは大変だったんだからね!?』と、苛立ちをぶつける。
『ごめんごめん』と軽く笑いながら謝る姿に多少の苛立ちを覚える。
が、次にはA弥が『最近気になっていることがあるんだ』といい、なんだろう?と思っていると『終焉ノ栞って聞いたことある?』
その時から、私たちの関係性は変わっていった。ーーーーー
あれから年月がたち、平和な日々を送る毎日だけど、あんなことがあって中々最初は戸惑いや不信感もあったけど私の中にはA弥がいた。
不安になったり寂しくなるといつも何故かよりよってA弥のことを思い出していたのだ。
そう、私はA弥のことが気になっていて気づいたら好きになっていたのだった。
今までも変わらぬ日常の中にどこかにA弥の事を考えていく日々、抑えきれなくなる感情と共に私はA弥に"告白"をしようと決意したのだった。
私は、
『後で話あるからいつものとこに来て。』とだけ言い、頭にハテナを浮かべるA弥を後ろにその場を去る。
やがて、時間がたち放課後呼び出した場所にはA弥がいて、胸のドキドキと緊張とで頭がおかしくなりそうになりながらも深呼吸をして向かう。
『やあ、遅かったね。話して何?』
『私ね、A弥の事が好き。あの一件からずっとA弥のこと意識してて、好きなの。だから、その、付き合って、欲しい...なって......///』
私は勇気を振り絞って言った。伝えたいことは伝えた。あとはどうなろうと知らない。伝えれたからよかったたんだ。
ーーー数秒間の沈黙が痛い。ーーー
A弥はというと、驚いた顔で固まっていた。
『んで、どうなのよ?』と、赤面しているのがわかるくらいドキドキしながら答えを聞く。
するとA弥は戸惑いながらも
『あ、ああ僕みたいなのでも良ければ。』
と言ってくれた。
すごく嬉しかった。本当はダメなんじゃないかとも思った。けど良かった。伝えてよかった。
本当に良かった。
『じゃあこれからは恋人としてよろしくね♪』
そう伝えて私は家に帰った。
続く?