凪こは クリスマス だった「はぁ〜!今年のクリスマスは疲れたなぁ...」
ソファに ボスン と音を立てながら
ピンク髪を揺らす
「シャッフルユニットがクリスマステーマだから仕方がないよ」
「せやけど...」
外の風のせいで少し乱れたピンク髪を撫でながら
乱凪砂はそっと赤く染った額にキスを落とす
「ん....にしても、秋から多忙すぎるんや、もう少しスケジュールどうにかして欲しいわぁ...」
「うん、そうだね、でも新人にしてはいいスタートなんじゃないかな」
「そうやったらいいんやけど...」
疲れからなのかソファに小さく丸まりだすこはく
(猫かな)
なんて口に出したら何言われるか分からないので口に出さないようにする
「あ」
思い出したかのようにいそいそと自室に行く凪砂
こはくは なんなん? と思いながらリビングのTVを付ける そこには某しゃべくりまくる番組に出ているEdenとしての乱凪砂が居た
(ほう、こないな番組もでるんやなぁ)
ボーッと画面を見つめていたら自室から帰ってきた凪砂。
「こはくくん」
「なんや?」
「これ、私からのクリスマスプレゼント。受け取って欲しいな。」
そこにはご丁寧にカラフルな包み紙で梱包された小さな箱
そっと開けるとそこにはネックレスが
「ネックレス..」
「そう、これはバイカラー宝石で、こっちがアメジスト、こっちがトルマリン。私とこはくくんの瞳の色みたいだなって思って」
「ほか...ありがとうな」
と、すごく嬉しそうに笑みを浮かべるこはく
「これ、わしのSNSに載せてええ?」
なんて聞いてきたけど勿論ok
早速写真をとってupしてる姿をみて自分も嬉しくなっちゃう凪砂
早速ファンから反応来とるで!
ってはしゃいじゃう姿もかわいいな、なんて
そんな時、TVに写っている乱凪砂が司会の人に
「凪砂クンは、クリスマスプレゼント誰に贈る、とかあるの?」
と聞かれる
凪砂は
「日和くんと、茨と、ジュンと..........あと一人」
と意味深に答える
「誰々〜?!もしかして大切な人?」
「...うん、そう」
と爆弾発言をする
その瞬間、こはくのSNSの通知がピコンピコン、と鳴り止まなくなる
「な、凪砂はん?!」
「あ、、、ごめんね」
「ごめんね、じゃないわ!」
まぁ、これはこれでいいんじゃないかな
(強制終了)