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    tachumenica

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    tachumenica

    DOODLE愛されている話です。映画前に書いていたので、ちょっとアレな部分あります。
    くういち小話 空却はけほっと咳を一つして目を覚ました。空気がとても乾燥している。目の前のホルダーに入れていたペットボトルを手に取り、水を一口飲んだ。あまり良くない姿勢で寝ていたようで首の後ろが少し痛む。隣のシートに座っていた名も知らぬ若い男性もすでに起きてスマホをいじっている。周りからもなんとなく人が起きている気配がした。どうやらこの夜行バスはもうすぐ目的地に到着するようだ。首を軽く左右に曲げながら、スカジャンのポケットにしまっていたスマホを取り出す。ロック画面にはメッセージアプリの通知があった。
    『そういうのは前日に言うことじゃねえだろ』
    それは液晶に表示されていたただの文字であったが、空却の脳内では容易に本人の声が再生された。一郎からのメッセージだった。通知バナーをタップし、メッセージアプリを開く。空却が夜行バスに乗り込む時に連絡を入れていたのだ。『明日の朝、五時半にイケブクロ西口公園に夜行バスで行く。迎えに来い』 それだけ送ると空却はさっさとバスの中で寝落ちていたが、一郎は十分後には返信をくれていたようだ。迎えにくるとは書かれていないが、さて。
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    akira_luce

    DONE七夕の時にあげた丹穹。

    星核の力を使い果たし機能を停止(眠りについた)した穹。そんな穹を救うために丹恒は数多の星に足を運び彼を救う方法を探した。
    しかしどれだけ経っても救う手立ては見つからない。時間の流れは残酷で、丹恒の記憶の中から少しづつ穹の声がこぼれ落ちていく。
    遂に穹の声が思い出せなくなった頃、ある星で条件が整った特別な日に願い事をすると願いが叶うという伝承を聞いた丹恒は、その星の人々から笹を譲り受け目覚めぬ穹の傍に飾ることにした。その日が来るまで短冊に願いを込めていく丹恒。
    そしてその日は来た。流星群とその星では百年ぶりの晴天の七夕。星々の逢瀬が叶う日。

    ───声が聞きたい。名前を呼んで欲しい。目覚めて欲しい。……叶うなら、また一緒に旅をしたい。

    ささやかな祈りのような願いを胸に秘めた丹恒の瞳から涙がこぼれ、穹の頬の落ちる。
    その時、穹の瞼が震えゆっくりと開かれていくのを丹恒は見た。
    一番星のように煌めく金色が丹恒を見つめると、丹恒の瞳から涙が溢れる。
    それは悲しみからではなく大切な人に再び逢えたことへの喜びの涙だった。
    「丹恒」と名前を呼ぶ声が心に染み込んでいく。温かく、懐かしく、愛おしい声…。


    ずっと聞こえなかった記憶の中の声も、今は鮮明に聴こえる。
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