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    uchikubiw

    @uchikubiw

    メモ置き場。タケルと道流に欲情した時に文章をしたためていま〜す。恥ずかしいので基本的にフォロワー限定公開。
    ここでは今のところ絵を描きません。

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    uchikubiw

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    酔った勢いでぶっちゃける🐯の話

    #タケ道
    bambooTrail

    酔った勢いでぶっちゃける🐯の話タケルが酒飲む年齢になってから、まあ一杯付き合えとおじさんムーブしだす道流って可愛いと思う

    「そういやお前さん浮ついた話聞かないな」から始まって、いい話ないのか?タケルに合う女の子のタイプは〜彼女ができたら自分にも報告してほしい〜とか道流1人が盛り上がってきた所に、「彼女とかそういうのは俺はまだ」って話を切り上げようとするタケルが振り切るように
    「…男が好きなんだ」
    「…円城寺さんにも今まで黙ってて悪ぃけど」
    ってカミングアウトし始めて、酔ってはしゃいでた道流の心が一気に冷えてほしい

    てっきり自分と同様、タケルも「普通に」女に興味があると思っていた道流、とんでもない事を言ってたんじゃないか、今だけじゃない、昔から何でもない所でタケルを傷つけていたかもしれない、と記憶を辿りつつ、
    何て答えたらいいのか…答えに詰まって
    「…そ、そうなのか、知らなかったな」
    とお茶を濁すように言って
    「………すまん」
    て謝りだす道流に
    「…別に謝るとかはいい」
    「つーか、謝られる方が傷つくっつうか」
    道流の謝る意図を察して再び酒を煽るタケル

    これまでに男に興味があるような素振りを見なかったから気づかなかったと、まだ頭が整理しきれず考える道流の心を読んでか
    「そりゃ、今まで恋愛とかした事ねえし…誰にもバレねえようにずっと隠してきた」
    と気まずさから黙ってる道流に会話を続けようとするタケル
    対話したい、といった態度のタケルを見て、男が好きだからと言って変な空気になるのも違うな、タケルはタケルだと思い直す道流
    「好きな相手とか…いるのか?」
    「いる」
    射るような視線と絡み合って

    「円城寺さんみてえな人」
    (ここが言いたかった)


    カン!
    と空になった酒の缶をタケルが置いたその音で我に帰る道流
    「ごちそうさん、今の、忘れてくれ」と気がついた時にはタケルが席を立っててほしい

    これを
    そのまま(…どういう心持ちで受け止めればいいんだ)と呆然と見送る道流と、
    この状況で一人にされる不安と言葉の真意を知りたい気持ちで待ってくれって引き留める道流

    どっちのパターンもいいなあと思った


    引き留めるパターンの場合、道流にとってあまりにも非現実的な状況と酔いの勢いでタケルとキスとかしてほしい
    ストレートだと思っていた自身が不思議とタケル相手だと嫌悪感がないどころか、勢いで告白した長年の思いが受け入れられた事実に目元を潤ませて、真一文字に閉めた口を震わせる今にも泣きそうなタケルのその様子さえ愛おしいと思い始める道流
    「ひでえ事するよな」
    「すまん」
    自分の背中に手を回して震える手で服を握りしめるタケルに応えてやるように腰に手を回して、タケルの頭頂部に鼻を埋める道流
    (あの頃より少し大きくなったんだな)って感じてほしい

    どうですかこんなタケ道
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    maru464936

    PASTTwitterの過去つぶやきまとめ。リーゼお婆ちゃんが亡くなった時のちょっとした騒動。語り手はフィーネ似の孫だと思う
    無題孫たちの述懐で、「母方の祖父は、物静かで穏やかなひとだった。」みたいに言われてたらいいよね。

    「だから私たちは、祖父にまつわるさまざまな不吉な話を、半ば作り話だろうと思っていた。祖母が亡くなった日、どこぞの研究所とやらが検体提供のご協力の「お願い」で、武装した兵士を連れてくるまでは。
    結論から言うと、死者は出なかった。数名、顎を砕かれたり内臓をやられたりで後遺症の残る人もいたみたいだけど、問題になることもなかった。70を超えた老人の家に銃を持って押しかけてきたのだから、正当防衛。それはそうだろう。
    それから、悲しむ間も無く、祖父と私たちは火葬施設を探した。
    私たちの住んでいる国では、土葬が一般的だけど、東の方からやってきた人たち向けの火葬施設がある。リストから、一番近いところを調べて、連絡を入れて、みんなでお婆ちゃんを連れて行って、見送った。腹立たしいことだったけど、祖母の側に座り込んだまま立てそうになかった祖父が背筋を伸ばして歩けるようになったので、そこは良かったのかもしれない。怒りというものも、時としては走り出すための原動力になるのだ。
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