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    koshikaishu

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    koshikaishu

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    ザファで沢深に転がり落ちた人間の断末魔
    小説ではないです

    沢深しんどいまず深津一成が沼で無理

    能面でなに考えてるか分からなくて語尾が変でゆるキャラみたいなのに、コートではバチバチで煽りの火力強過ぎて、そもそも1年から山王のスタメンっていう超超実力保持者で、怪物だらけ、天才だらけの男たちを束ねるキャプテン張ってるのが無理
    強豪校でスタメンの座に居続けるのって実力と才能はもちろん、多分「いかに監督の望むプレーや働きができるか」っていう点もめちゃめちゃ大事だろうと思うので、それを1年のときから理解して実践できる地頭の良さみたいなものも伺えて無理
    深津、勉強できなそうだけど地頭めちゃめちゃ良さそうで強キャラ感増してる

    それに、誰よりも「一意摶心」を体現してるのも無理
    あの動じなさ、プレー開始直後からのバチバチディフェンスのあの集中力、相手が知名度低い高校でも事前の予習を怠らない姿勢
    他の部員の手本すぎるし、それが「求められてる」ことを誰よりも自覚してそうで無意識に常に気張ってそうで無理
    あと、自分に求められてることを理解しすぎて、自分が活躍する、目立つ、何かを手に入れる…みたいな私利私欲を持つことはなくて、ひたすらにチームが勝つことだけを考えてそうでそれも無理
    キャプテンだしチームスポーツだから当たり前かもしれないけど、深津の場合は私利私欲を持つのは「許されない」とまで思ってそうで無理

    河田、沢北と違って、バスケを取り上げたら息が出来なくなりそうな程の執着があるのか怪しそうだし、バスケをこの先も続けるかと聞かれたら即答しないような雰囲気がある中で、山王での3年間では誰よりも心血を注いで成果も出してきたのは確かなこと
    でもそれって「バスケが好きだから」ということ以外に「山王に心臓を捧げたから」成し得たということがあるように思えて本…っ当無理
    そもそもPGが自分より周りを活かすタイプの人が向いてるポジションだとして、深津の場合そこに加えて「負けが許されない」「日本一の高校の」「キャプテン」っていう重圧がのし掛かってきた結果、意識的に己を殺し切る術を体得しか感じがあってそれが何というか、す……んごい禁欲的で狂う

    いや、深津…なんでバスケ始めたの?なんで山王入ったの?いつから語尾付けてるの?なんで…ピョンなの…?
    何ひとつ…わからない…何ひとつわからないのに「ピョンピョン言ってる動じない男が最強山王のキャプテン張ってる」っていう事実だけで狂わされてもうわけがわからない

    その禁欲的な深津と対極の存在として、父親とひたすら1on1やってきた影響で自分で行っちゃうプレースタイルで、ムラ気があって自我が強くて、すぐ表情に出るしすぐ泣く感覚全振りタイプの沢北栄治がスーパーエースとして居るのがもう本当無理

    深津はきっと2年に上がる頃には次期キャプテン候補として監督ゴローに目をかけられてただろうし、本人もそれをうっすら感じ取って2年ですでに腹括ってたんじゃないか
    2年の深津が、先輩が卒業して自分が3年になった時のチームを見据え始めた中で、彗星のごとく現れた生意気だけど憎めなくて「ここぞ」という所では絶対に決めてくれる沢北の存在が、どれだけ深津を鼓舞して、精神的な支えになったんだろうな
    あと、ただただバスケが好きという気持ちだけでどこまでも自由に前進できる沢北は、色々背負って捉われた深津にとっては強烈に眩しくて羨ましい所もあったんじゃないか
    自分に無いもの持ってる相手って惹かれるよね

    深津はキャプテンとしてスーパーエース沢北に支えられてた一方で、沢北もまた深津に支えられ…というより、照らされてきたと思う
    沢北の場合「深津に」というより「山王に」という方が前に立つかもだけど

    テツが鍛え過ぎたのと勝気で好戦的な性格のせいで、孤高の天才バスケ児だった中学時代の沢北
    スキルと向上心はメキメキ育った代わりに、チームで一丸となって戦う経験やチームへの帰属意識みたなものは無かったかもしれない
    仲間と切磋琢磨して高め合う感覚も無かっただろうし、部活帰りに皆でアイスとかパン買ってワイワイ下校することも、もしかしたら一回も無かったかもしれない
    中高の卒業アルバムって各部活の集合写真が載ってたと思うけど、バスケ部の集合写真で、沢北、笑ってますか
    いわゆる「チームスポーツの醍醐味」みたいなものを味わえずに居たであろう中学時代の沢北、バスケではテツのこと以外誰ひとり信頼してなさそうだし自分の居場所を見つけることをハナから諦めてそうでツライ
    ただただ、バスケが大好きなだけなのにな

    その沢北が山王に入って、同世代で初めて「いいね」と思える河田、深津に出会った
    それを皮切りに信頼できる仲間がたくさん出来て、彼らとチームとして勝つことの喜びや達成感を覚えた
    弱点を指摘されても、素直に聞き入れられるだけのマインドが持てるようになったし「パスくださいよ」が言える関係が作れた
    何より、安心して腹を見せられる居場所が出来た
    これが中学時代の沢北からしたらどれだけ信じがたくて、貴重で、嬉しいことだったかと思うし、バスケだけじゃないこの先の人生において山王で得た仲間と経験がどれだけ沢北の支えになっていくことだろうと思う
    沢北が照らされたのは山王という母体があってこそ、そこに素晴らしい監督とチームメイトが居たからこそという大前提があった上で、その居場所を作って、守って、引っ張ってきたのがキャプテン深津一成です

    沢北に真正面からぶつかって引っ張りあげたのは河田かもしれないけど、練習で、コートで、寮で、誰よりもずっと見てきて、押し上げ続けたのは他でもない深津だよ多分…深津だよ……
    深津はメンバー全員のことを平等によく見てたと思うけど、山王が勝ち続ける上で絶対的な存在の沢北のことは、特にめちゃめちゃ注意して見続けてきたんじゃないかと思うし、強み、弱み、性格、鼓舞のさせ方…沢北の扱いを誰よりも熟知してたんじゃないかと思う
    沢北に限らずだけど、深津が居るからコートで強く光れたんだぞ沢北…
    そのことに割と早く気付いて、1年から2年にかけて沢北の中で深津の存在がどんどんでかくなっていっても良いし、山王時代は「深津さんのパスすげー取りやすいんスよね」くらいの感じで無自覚でも、アメリカ行ってから自分がPGやってみて深津のプレーを思い出して時差で気付くのもウマイのでOKです
    失って始めて気付く存在のでかさってあるよね

    あと、原作でテツが沢北のこと「あいつはチャレンジし続けることが人生」みたいなこと言ってるけど、それで言うと、最強山王のキャプテンでバスケ超うまくて金持ちが飼ってる高くて綺麗な猫みたいで掴み所がなくて難攻不落の深津を攻略することが沢北のチャレンジ欲を掻き立てないわけが無いし、攻略できても深津はずっと難攻不落の雰囲気のままだから沢北が飽きることが無いし、その深津に好かれてるという事実が沢北の自尊心をどこまでも高めるので一回沢深が始まったらそこからずっと沢深です
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