無題ふたりで夕飯の餃子を包んでいた時だった。
皮とタネとでき上がった餃子が並んだそのテーブルに、いかにもなんでもない世間話のような顔をして、俺は恋人に向かって別れ話のはし切れをぽんと乗せた。

リン、前から思ってたんだけど、リンにとっての"好き"って俺のと違うんじゃないか？
(そう気づいた時、俺は何故か少しホッとしたのだった)

リンはそれがなんのはし切れなのか瞬時に判別できなかったらしい。何気ない会話のトーンで答えた。
「そうかもしれない。私には恋愛のことがわかってるとは言えない。」
そして無意識なのかなんなのか、俺をなだめるように少し柔らかい声でこちらをまっすぐ見て続けた。
「そうだとしても、私はニックのことが好きだ。私なりに君を大事にしたい。」

木质玫瑰（后续） R……茨在我们互相袒露心意后，就把隔壁的房间退掉了，我们依旧住在一起，屋里时常充斥着我们两人的味道，似乎已经成为这间屋子里的一部分。
……但茨一直都是依靠我的临时标记度过发情期。我也想过是不是茨不愿意接受我，但茨在我亲近的时候，时常说着拒绝的话，茨耳朵上露出的绯红却会暴露他的心声，真可爱呢。

茨分化后，发情期一直来的不太规律，但茨这种不规律的发情期和我的易感期还是第一次撞上。

拍摄杂志封面时，我感受到一股烦躁，易感期的突然到来让我感到不安，包里也没有带抑制剂，幸好拍摄马上就结束了，现场也都是beta，不会影响到他们。
拍摄结束后，我坐上茨安排的车回了家。
本想回到家立刻注射抑制剂，但推开门，屋里的玫瑰味扑面而来沁入鼻中，让我有点精神恍惚，我努力的让自己的大脑清醒。