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    nath5_nuts5

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    nath5_nuts5

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    イベストから向こう、どうやってかべあるがくっつくのかを妄想しているネタ③

    「カーヴェ?」
    夜中、部屋の明かりはついているのに物音がしない。不思議に思い声をかけるゼン。机に突っ伏すかべ。寝ているのかと思ったが、
    「……ル、ハイゼン……」
    「仕事をしているわけじゃないなら、早く寝るといい。休息も仕事のうえでは、」
    「アルハイゼン」
    「おい、カーヴェ」
    フラフラと立ち上がり、ゼンを抱きしめるかべ。
    「ずっと、考えていた」
    「何を」
    「あの時君に声をかけたのは、間違いだったって」
    「そうか。ならばこの腕を離すことだな」
    「嫌だ」
    「おい、」
    「苦しい」
    「なに」
    「君といるのも、君と離れるのも、君に軽蔑されるのも、君に助けられるのも、全部苦しい。君になんて、話しかけるんじゃなかった。君なんか……」
    「……」
    「なんでこんなやつ、僕は好きになってしまったんだ……」
    腕に力が籠る。
    「君さえいなければ、僕はこれほど惨めな思いをしないで済んだ。あの頃に戻れるなら、君に話しかけるなんて選択はもう絶対にしない。こんなに……全部、君のせいだ」
    「そうか」
    「……それでも、好きなんだ」
    「前は、嫌いだと言われた気がするが」
    「それはっ」
    身体を起こすかべ。目が合う。顔を逸らすかべ
    「それは、君の理念の話だ。君自身のことじゃない。だいたい、僕は嫌いな奴と酒は飲まない」
    「そうだろうな」
    「そうやって、何でもわかってるような顔が嫌いだ」
    「そうか」
    「いつだって冷静で、僕のことなんか眼中にないような態度が嫌いだ」
    「そうか」
    「それなのに、肝心なところで僕を助けようとする。君なんか……」
    「俺は君のことを必要としている」
    「……は?」
    「前にも言わなかったか? 君はこのスメールにとっても必要な人材だ。君を失えば、教令院にとっての大きな損失になる」
    「それはっ、組織の話だろ。別に僕がいなくたって、また別の誰かが」
    「それだけ、君を認めていると言っているんだ」
    「な、に」
    「俺が何を言っても君は素直に受け取らない。だから、俺も君に感情を伝えることをやめた。ただ事実だけを述べることに決めた。だが、そうだな、これは事実として、伝えるべきだろう」
    「アル、」
    「カーヴェ、君がそうであるように、俺も君が好きだ。手放し難いと、思っている」
    かべの背に腕を回すゼン。俄かに信じられず、棒立ちのかべ
    「なんだ、応えてはくれないのか?」
    「だ、って……こんな、あり得ない。君は本当にあのアルハイゼンなのか? アルハイゼンがこんな……こんなこと、」
    「……」
    かべの態度にイラつくゼン。胸ぐらを掴んでキスをする
    「ん……っ⁉︎」
    「これで、わかったか」
    「……、っと」
    「なに?」
    「もっと、したい……アルハイゼン……」
    かべからのキス。触れたと思えば舌が侵入してくる。予想外のキスに少し慌てるゼン
    「ン、……ハァっ」
    息が上がる。
    「君、そんな可愛い顔もできるんだな」
    殴ってやろうかと思いつつ、かべの髪を鷲掴みにする
    「これでよくわかっただろう」
    「……いたっ、わなった、わかったから! 髪を引っ張らないでくれ!」
    「ああ、そうだ。ひとつ伝えておくことがある」
    「な、なんだよ」
    身構えるかべ
    「知っての通り、俺はこういうことには慣れていない。だから、主導権は先輩である君に任せようと思うが構わないだろうか」
    「……! き、君ってやつは……!」
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