歯車の魔術師マホロアのこと歯車の魔術師
ハルカンドラから追放された人々が住む惑星出身。魔法派と科学派が存在する中で、狭間の者として生まれた。父は魔法、母は科学の民。魔力が生命維持に必要な魔法生物として生まれたが内包できる魔力量が少なく、虚弱体質。移動するだけで消耗が激しく息切れしていたため幼少期は母の作った浮遊する車椅子を使用していた。
知識欲と好奇心は強く、両親に愛されて育つ。魔法と科学への憧れはこの頃の両親の影響から。
人間年齢換算で5歳の頃に両親と離別。『いなくなった』としか覚えていない。
生きる為に何でもやった。その過程で身体を隅々まで調べられた際に生殖能力を持たないことが判明している(狭間の者のため)。次第に笑顔と虚言で心を守ることを覚える。
魔術を独学で学び科学の知識も得たが、魔力量は少なく知識に対して技術が追いつかなくて手離したり諦めたりすることも多く、もっと自分に力があればと思うようになる。
15歳の頃に母星に朽ちて遺されていた宇宙船を修理してハルカンドラへ渡る。その際に名前を捨てた。(幼名をそのまま使うことは可能だが、独り立ちする際に自分で付け直す風習がある)
ハルカンドラに残されていたありとあらゆる書物に目を通す。魔法機械の心臓部である魔力増幅回路を入手し、自身に埋め込んで魔術式を体表に直接刻んで制御することで内包魔力が少ない体質でも困らないようになった。後に、攻撃手段を得るために手の甲にも魔術式を刻むが、激痛と高熱で数日間寝込んだ。
体質を改善してから一層ハルカンドラの調査が進む。"遺産"について記述された本の内容には御伽話ではないかと半信半疑だったが、ローアの一部が埋まっているのを発見してこれらは実在すると確信。長い時間をかけてローアを発掘、修理してマスタークラウンを得るための手段とする計画を立てる。しかし、それを得ようとする思念をマスタークラウンに読み取られ、知らぬうちに精神干渉を受ける。マスタークラウンを欲した理由は、荒廃したハルカンドラを復興させたいという願いを叶えるため。追放された一族の末裔とはいえ、現在のハルカンドラが伝承と大きく異なる状態ということに思うところがあったのかもしれない。
ローア発掘作業中、自分の名前を考えることにした。母星が『偽りの楽園』と呼ばれていたため、出身地とローアをかけて【マホロア】を名乗るようになる。起動したローアに名乗るも応答はなく、伝承などこの程度かと少し落胆したのはここだけの話。実際はマスタークラウンの思念波によって妨害されていたためローアの声がマホロアに届かなかった。
エナジースフィアを集めるために近隣の惑星をローアで飛び回る。回収作業のうちに〈虚言の魔術師〉の悪名が広まる。
(中略)
Wii本編からマホロアエピローグ、カビハンを経由してポップスターに戻ってくる。カビハン世界にローアが迎えにきてくれて、ネモフィラ畑に投げ込まれた。この頃からローアの声が聞こえるようになる。
スタアラ事件にも巻き込まれている。現在はポップスターを拠点として、ちょっとしたミニゲームが遊べる場所を作ったりデデデ専用のテーマパークも作ったりした。ファイターズ2にも巻き込まれ済み。
ひょんなことからマルクに魔力増幅回路の存在を知られてしまい、他人の魔力に敏感な体質であることやマスタークラウン由来のトラウマもあって強い不快感を示すことなどが判明。魔力径路を強化するという打算とマルクの食欲を満たすという利害の一致で魔力供給をし始めた。魔力増幅回路は100円入れると10000円になって出てくる壊れた両替機のような性能。魔力を吹き込む→啜るの繰り返しで常に腹ペコな魔法使いも満腹になれる。
マルクの協力もあってマスタークラウン由来のトラウマを乗り越えることができた。その後は、打算と食欲100%の関係から少し変化が出てきた様子。とりあえず、一方的にマルクに喰われるのが癪なので舌に新しい魔術式を刻んだ。
名前も顔も声も忘れてしまった両親との記憶を夢に見て、あの頃に憧れていたものを思い出す。父のように魔術で誰かを喜ばせたいという原点を思い出して、プププランドの夜空に大輪の花火を打ち上げて住民を喜ばせたあとに熱を出して寝込んだ。
ポップスターの住民には温かく迎え入れられている様子。
最近、ローアの装置の誤作動を起こして身体の時間を巻き戻されて幼児化した。